「青い珊瑚礁」松田聖子の大ヒット曲
松田聖子の『青い珊瑚礁』は、1980年7月にリリースされた2枚目のシングル。同年4月に『裸足の季節』でデビューした松田を、一気にスターダムに押し上げた楽曲です。
さわやかなサウンドとトロピカルな歌詞が夏のリゾートを彷彿とさせ、伸びやかで圧倒的な歌唱力の松田に日本中が夢中になりました。
『青い珊瑚礁』は、夏の南の島を舞台に描かれる、恋する女性のときめきを歌った楽曲です。
「あなたが好き!」というストレートな歌詞が、とても心に響きます。
リリースから45年近く経った今でも色褪せない名曲は、彼女の数あるヒット曲の中でも1、2を争う人気曲です。
楽曲だけでなく、ふわふわとした髪型の「聖子ちゃんカット」を、多くの女性が真似するなど一代ムーブメントを起こしました。
ここからは『青い珊瑚礁』の歌詞の意味を詳しく紐解いていきます。
夏のリゾートを舞台に描かれる女性の恋心

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ああ 私の恋は南の 風に
乗って走るわ
ああ 青い風切って
走れ あの島へ
≪青い珊瑚礁 歌詞より抜粋≫
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サビから始まる『青い珊瑚礁』。
松田の透明感あふれる伸びやかな歌声が「ああ〜」というフレーズだけで、恋のときめきを感じさせます。
恋する気持ちを抑えきれない女性。
心地よい南風に乗って、どこまでもその想いが突き進む様子を描きます。
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あなたと 逢うたびに
すべてを 忘れてしまうの
はしゃいだ 私はLittle Girl
熱い胸 聞こえるでしょう
≪青い珊瑚礁 歌詞より抜粋≫
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あなたのことを想うと何もかも吹っ飛んでしまう、それほどあなたに夢中。
きっと歌の主人公は松田と同じ18歳ぐらい。
当時の18歳の女性といえば、現在の同年代よりももっと大人びていた印象です。
私は、あなたに会うことがうれしくて、まるで少女のようにはしゃいでしまう。
恥じらいながらも、恋のときめきを抑えられない様子です。
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素肌にキラキラ珊瑚礁
二人っきりで流されてもいいの
あなたが好き!
≪青い珊瑚礁 歌詞より抜粋≫
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「素肌にキラキラ珊瑚礁」というときめくフレーズで、一気に夏のリゾートを彷彿とさせます。
1980年当時の日本では、まだ多くの人が国内外問わず、旅行に出かけることは多くありませんでした。
そんな中でリリースされた『青い珊瑚礁』は、異国のリゾートを思い起こさせる歌詞で、多くの人が憧れを感じたことでしょう。
「二人っきりで流されてもいい」という歌詞は、ダブルミーニングではないでしょうか。
海の中、どこまでもあなたとなら流されてもいい、という気持ちと、この恋になすがまま身をまかせたい、という気持ちです。
恋に溺れる女性は「あなたが好き!」と、一気に感情を爆発させます。
『青い珊瑚礁』の核心は、この「あなたが好き!」というフレーズにこそあると言えるほど、楽曲のフックになっていると感じます。
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涙が こぼれるの
やさしい目をして見ないで
うつ向き 加減のLittle Rose
花びらふれてほしいの
≪青い珊瑚礁 歌詞より抜粋≫
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彼のことが好きすぎて涙がこぼれる女性。
その涙にはどんな意味があるのでしょうか。
彼と一緒にいる時間が幸せすぎる喜び、自分を見失うほどの恋に落ちたことへの驚き、この恋が終わることへの不安など、恋する女性の繊細な気持ちが想像できます。
そんな女性の気持ちを思いやるように見つめる彼。
彼が自分をやさしく見つめるほど、涙がこぼれてしまう。
「あなたが好き」という気持ちが高まって止まりません。
「Little Rose」は、恋する彼女自身の象徴です。
まだ花開く前のつぼみのバラが浮かびます。
あなたと出会ったことで、私は今、咲きほころうとしている。
あなたの指で私に触れて、という甘い願望はロマンティックなシーンを彷彿とさせます。
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渚は恋の モスグリーン
二人の頬が近づいてゆくのよ
あなたが好き!
≪青い珊瑚礁 歌詞より抜粋≫
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歌詞に登場する「モスグリーン」は『青い珊瑚礁』において、どんな意味を持つのでしょうか。
曲のイメージは珊瑚礁の青色なのに、渚はモスグリーン。
恋する女性をピンク色に例えるなら、その対極にあるモスグリーンを登場させることで、恋のときめきをより引き立てたのではないでしょうか。
実は、『青い珊瑚礁』を作詞した故・三浦徳子は、松田のイメージカラーをピンクに決めていたことを、過去のラジオ出演にて明かしています。
松田のピンク色に合う色としてモスグリーンを歌詞に込めたとも証言。
モスグリーンの渚を前に、私の恋はピンク色に染まっている。
2人の頬が近づき一気に恋の頂点へ。
「触れてほしい」という女性の甘い願望が花開き「あなたが好き!」と想いが止まりません。
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ああ 私の恋は南の風に
乗って走るわ
ああ 青い風切って
走れ あの島へ
≪青い珊瑚礁 歌詞より抜粋≫
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繰り返されるサビは、恋のときめきをさらに加速させます。
夏のトロピカルなリゾートを舞台に、恋する女性のキラキラとした想いが描かれた歌詞は、誰がいつ聴いても「あの夏」を思い起こさせる、永遠のサマーソングなのではないでしょうか。
「青い珊瑚礁」時代を越えて愛される理由

『青い珊瑚礁』が時代を越えてどの世代にも愛される理由は、永遠のアイドル松田聖子を象徴する楽曲だからでしょう。
キャッチーでさわやかなサウンドに、恋する女性の気持ちをストレートかつ繊細につづった歌詞、松田の透明感あふれる伸びやかな歌声。
全てが揃った完璧なアイドルソングだからではないでしょうか。
近年のシティポップ、昭和レトロ、昭和歌謡のブームもあり、若い世代にも松田聖子の存在は浸透。
過去の名曲ではなく、今も輝く曲として評価されているのは、彼女が現在進行形のアイドルとして活躍しているからこそ、とも言えるでしょう。
『青い珊瑚礁』が時代を越えて愛されるのは、1980年当時を知る世代にとっては、あの頃の青春や恋のときめきを今も思い起こさせてくれ、若い世代には新鮮なピュアさを感じさせてくれる楽曲だからではないでしょうか。
世代を超えて広く親しまれている楽曲というのはそうはないもの。
『青い珊瑚礁』は、日本のアイドル史に燦然と輝く、今も現役の松田聖子の永遠の名曲なのです。
「青い珊瑚礁」は永遠の名曲・色あせないアイドルポップス
松田聖子の『青い珊瑚礁』は、1980年のリリースから45年近く経った今も、時代を越えてアイドルポップスとして燦然と輝く名曲です。トロピカルな夏のリゾートを舞台に、恋する女性の気持ちをストレートかつ繊細に歌った歌詞が、聴く人の共感を呼んでいます。
当時を知る人はもちろん、若い世代からの支持も得ている松田。
永遠のアイドル「聖子ちゃん」として、今もコンサートで『青い珊瑚礁』を歌っています。
アイドルポップスの名曲として輝く彼女の代表曲は、これからもずっと音楽史に残っていくことでしょう。
