日本の音楽シーンには、個性豊かな男性シンガーソングライターが数多く存在しています。
本記事では、最近の人気アーティストや20代の若手、伝説的な70・80年代、そしてマイナーながら注目の歌手まで、個性あふれる20人を厳選してご紹介します。

この記事でわかること
男性シンガーソングライター5選|最近の人気アーティスト
いつの時代も、私たちの心に寄り添い、時代を映し出してきたシンガーソングライターたち。
自らの言葉で紡ぎ出す楽曲は、多くのリスナーの心を掴んできました。
ここでは、最近特に人気のアーティストを5人ピックアップしてご紹介します。
独自の世界観を持ち、多くのヒット曲を送り出してきた彼らの音楽は、日常に寄り添い、聴く人の心に深く響くものばかりです。
米津玄師
現在の日本の音楽シーンを語る上で、米津玄師の存在は決して欠かすことができません。
「ハチ」名義のボカロPとしてニコニコ動画で絶大な人気を博した後、2012年に米津玄師名義でソロデビュー。
社会現象となったドラマ主題歌「Lemon」や、アニメ『チェンソーマン』のオープニングテーマ「KICK BACK」など、タイアップ作品においても自身の芸術性を一切損なうことなく、記録的な大ヒットを連発中です。
その深遠で文学的な歌詞は、聴く人によってさまざまな解釈を可能にし、何度も聴き返したくなる魅力に満ちています。
アートワークやミュージックビデオを自ら手がけることも多く、音楽と視覚芸術を融合させた総合的な表現者として高い評価を受けています。
優里
SNS時代の寵児(ちょうじ)として、彗星のごとく現れた優里。
彼の名を世に知らしめたのは、ストリーミング総再生回数が歴代記録を次々と塗り替えた代表曲「ドライフラワー」。
一度聴いたら忘れられないハスキーでエモーショナルな歌声と、失恋の痛みをリアルに描き出すストレートな歌詞が、特に若者世代の心を鷲掴みにしました。
彼の楽曲の魅力は、誰もが経験するような恋愛の喜びや悲しみ、人生の葛藤といった感情を、飾らない言葉で歌い上げること。
ドラマ主題歌の「ベテルギウス」や、バイラルヒットとなった「ビリミリオン」など、その後もヒット曲を連発し、その人気を不動のものとしています。
川崎鷹也
「魔法の絨毯」のTikTokでの大ヒットをきっかけに、一躍その名が全国区となったシンガーソングライターの川崎鷹也。
その温かく包み込むような歌声と、アコースティックギターの優しい音色は、多くの人々の心を癒しています。
彼の楽曲の多くは、愛する人へのストレートな想いや感謝を綴ったものが中心。
「魔法の絨毯」は、人生の特別な瞬間に寄り添う音楽として愛され、ウェディングソングの新たな定番となりました。
彼の魅力は、派手な装飾を排し歌と言葉そのものの力で勝負する純粋さ。
その言葉には嘘のない誠実さと、聴く人の背中をそっと押してくれるような優しさが宿っています。
星野源
音楽家、俳優、文筆家と、ジャンルの垣根を越えてマルチな才能を発揮し続ける、現代のポップスターが星野源です。
彼の真骨頂とも言えるのが、日常に潜む何気ない喜びや切なさ、おかしみを独自の視点で切り取った歌詞の世界です。
社会現象を巻き起こしたドラマ主題歌「恋」をはじめ、「SUN」「アイデア」「不思議」など、国民的なヒット曲を多数生み出してきました。
また、コロナ禍に発表された「うちで踊ろう」は、多くの人々の心を繋ぎ、時代を象徴する一曲に。
音楽を通して常に新しい楽しさと発見を提供してくれる彼は、単なるシンガーソングライターという枠に収まらない、日本を代表するカルチャーアイコンと言えるでしょう。
高橋優
温かみのある歌声と心に響く歌詞で多くのファンを魅了する高橋優。
彼の魅力は、何と言ってもその魂を揺さぶるような熱量の高いボーカルと、社会の矛盾や人間の喜怒哀楽を鋭く、そしてストレートに描き出す歌詞にあります。
代表曲「福笑い」や「明日はきっといい日になる」は、多くの人の背中を押す応援歌としてお茶の間に浸透し、世代を超えて愛されています。
綺麗事だけでは済まされない現実から目を逸らさず、それでも希望を歌い続ける高橋優は、多くの共感を呼んでいるアーティストです。
人気の男性シンガーソングライター5選|20代若手
音楽シーンに新しい風を吹き込む20代の若手シンガーソングライターたち。
彼らはSNSや動画配信サービスといった新たなプラットフォームで、個人のアカウントから積極的に発信し、自分自身の言葉や感性を直接フォロワーに届けています。
ここからは、今特に注目されている20代の男性シンガーソングライター5名を厳選してご紹介します。
藤井風
岡山県出身の藤井風は、まさに「新時代の天才」という言葉がふさわしいシンガーソングライターです。
幼少期から父親の影響でクラシックピアノの腕前を磨き、YouTubeに投稿したピアノカバー動画が話題を呼び、2020年にメジャーデビュー。
その音楽性は、R&Bやソウル、ジャズを基盤としたグルーヴィーなサウンドと、一度聴いたら耳を離れないキャッチーなメロディーが特徴です。
「何なんw」「きらり」といったヒット曲はもちろん、2022年には楽曲「死ぬのがいいわ」が海外のSNSでバイラルヒットし、その名は世界中に轟きました。
若い世代のアイコンでありながら、年齢や国籍を超えて認知されるカリスマ性を持っているアーティストです。
Vaundy
作詞・作曲・編曲からアートワーク、映像監督まで、クリエイティブの全てを自身で手がけるマルチアーティスト、Vaundy。
2019年頃からYouTubeに楽曲を投稿し始めると、そのクオリティの高さが瞬く間に話題となり、デビュー前から大きな注目を集めました。
「東京フラッシュ」「不可幸力」などが瞬く間に話題となり、その後も「踊り子」「怪獣の花唄」などのヒット曲を次々と生み出しました。
激しいロックチューンから、切ないバラード、ダンサブルなポップソングまで、まるでカメレオンのようにスタイルを変えながらも、その全てに「Vaundyらしさ」が刻まれている楽曲は、Z世代を中心に絶大な支持を得ています。
imase
岐阜県出身のimaseは、SNS時代を象徴するニュータイプのヒットメーカー。
音楽制作を始めてわずか1年でメジャーデビューを果たしたという驚異的な経歴の持ち主。
その名を一躍世に知らしめたのがTikTokで大ヒットした楽曲「NIGHT DANCER」。
チルくて心地よいサウンドと、思わず口ずさみたくなるキャッチーなメロディーは国内外で高く評価されました。
彼の楽曲は、ショート動画で聴かれることを意識した耳に残るフレーズや、何度もループして聴きたくなるような中毒性が特徴です。
短い時間でリスナーの心を掴むセンスは、まさにデジタルネイティブ世代ならではと言えるでしょう。
Tani Yuuki
Tani Yuukiもまた、SNSをきっかけにその才能を見出された新世代のシンガーソングライターです。
2021年にリリースした楽曲「W/X/Y」が、TikTokを起点にカップル動画などで多く使用され、各種ストリーミングチャートを席巻。
累計再生回数は10億回を突破し、2022年を代表するロングヒット曲となりました。
彼の魅力は、優しくも芯のある透明感あふれる歌声と、リスナーの日常に寄り添う等身大の歌詞にあります。
特に、恋愛における男女の繊細な心情を巧みに描き出すソングライティング能力は高く評価されており、多くの若者から絶大な共感を得ています。
キタニタツヤ
ボカロP「こんにちは谷田さん」としてキャリアをスタートさせ、その高い楽曲センスでニコニコ動画を中心に人気を博しました。
2017年から本名キタニタツヤとして、シンガーソングライター活動を開始。
彼の音楽は、ロックを基軸としながらも、ジャズやファンク、エレクトロなどさまざまなジャンルの要素を内包した、極めて複雑かつ高度な構成が特徴です。
文学的で哲学的な深みを持つ歌詞の世界観は、彼を唯一無二の存在たらしめています。
アニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」のオープニングテーマ「青のすみか」が記録的な大ヒットとなり、その名は一気に全国区へ。
他のアーティストへの楽曲提供も多数手がけるなど、クリエイターとしても活躍しています。
人気の男性シンガーソングライター5選|70・80年代
現在のJ-POPの礎を築いたレジェンドたちが数多く誕生したのが、70年代から80年代にかけての時代です。
それまで歌謡曲が主流だった日本の音楽シーンに、自らの言葉でメッセージを紡ぎ、自らのメロディーを奏でる「シンガーソングライター」という存在が確立されました。
ここでは、70〜80年代を代表する男性シンガーソングライター5人をご紹介します。
井上陽水
日本のシンガーソングライターの歴史を語る上で、井上陽水の存在を抜きにすることはできません。
1972年のデビュー以来、その唯一無二の言語感覚とシュールで文学的な世界観で、常に日本の音楽シーンに衝撃と革新をもたらし続けてきました。
彼の歌詞は、日常の風景を独特の視点で切り取り、聴き手の想像力をかき立てます。
「傘がない」で見せた社会風刺の鋭さ、「氷の世界」で描いた人間の孤独感、そして「少年時代」で表現したノスタルジックな夏の情景など、その表現の幅は計り知れません。
彼の楽曲は、時代を超えて多くの人々の心に深く刻み込まれており、今なおJ-POPの最高峰として君臨し続けています。
大滝詠一
はっぴいえんどのメンバーとして日本のロックの黎明期を支え、ソロ活動ではプロデューサーとしても日本のポップス史に巨大な足跡を残した大滝詠一。
日本のポップス史における金字塔とも言えるのが、1981年に発表されたアルバム『A LONG VACATION』です。
「君は天然色」や「恋するカレン」など、収録された楽曲はどれもが輝きに満ちています。
サウンドプロダクションやアレンジの斬新さで、音楽ファンやミュージシャンからも厚い支持を受けてきた名アーティストです。
徳永英明
1986年のデビュー曲「Rainy Blue」以来、日本の音楽シーンに数々の珠玉のバラードを送り届けてきたシンガーソングライター、徳永英明。
彼の最大の魅力は、なんといってもそのハスキーでありながら奇跡的な透明感を併せ持つ、唯一無二の歌声です。
その声で歌われる「壊れかけのRadio」や「最後の言い訳」といった楽曲は、失恋の痛みや切ない想いを抱える人々の心に深く寄り添い、多くの共感を呼んできました。
幾度もの大病を乗り越え、今なお第一線で精力的に活動を続けるその姿は、多くの人々に勇気を与えています。
小田和正
1970年代にフォークグループ、オフコースのメンバーとして活動を開始し「さよなら」「愛を止めないで」など、数多くの名曲を送り出してきた小田和正。
ソロ活動開始後もその勢いはさらに加速し、1991年に発表された「ラブ・ストーリーは突然に」は、ドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌として社会現象的な大ヒットを記録。
彼の名を国民的なものにしました。
彼の楽曲の魅力は、どこまでも透き通るような美しいハイトーンボイスと、愛や人生における普遍的な感情をストレートな言葉で綴った歌詞にあります。
77歳を超えた現在もその歌声は衰えることを知らず、ライブ会場で歌を届け続けているレジェンドです。
尾崎豊
1983年、高校在学中にシングル「15の夜」、アルバム『十七歳の地図』で鮮烈なデビューを飾った尾崎豊。
彼は、社会や大人への反抗、若さゆえの行き場のない怒りや孤独、そして自由への渇望を、魂を振り絞るように歌い上げました。
「卒業」で歌われる支配からの解放や「I LOVE YOU」で綴られる純粋な愛、また「OH MY LITTLE GIRL」の切ない響き。
彼の言葉とメロディーは、荒削りながらも圧倒的なリアリティと純粋さを宿していました。
26歳の若さで亡くなりましたが、その生き様と音楽は伝説となり、令和の世でも多くのアーティストやリスナーに影響を与え続けています。
人気の男性シンガーソングライター5選|マイナー
メジャーシーンでは広く知られていないものの、独自の世界観と才能で熱狂的なファンを獲得しているアーティストたちがいます。
SNSやサブスクリプションサービスといった多様な媒体を駆使してファンを獲得し、じわじわとその評価が高まっている、今注目すべき5人のシンガーソングライターを厳選してご紹介します。
崎山蒼志
2018年、当時高校生だった崎山蒼志がインターネット番組でパフォーマンスを披露したことをきっかけに注目され、その後インディーズシーンで活躍。
2021年にはメジャーデビューも果たし、幅広い層の音楽好きから熱い支持を集めています。
アニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」のエンディングテーマ「燈」を担当したことで、その名はより多くの人々に届きましたが、彼の真価はまだ広く知られていません。
文学的で独創的な彼の音楽に、ぜひ触れてみてください。
友成空
2024年、TikTokを起点に「鬼ノ宴」が爆発的なバイラルヒットを記録し、一躍シーンの注目株となった新星が友成空です。
音楽制作を始めて間もないキャリアながら、作詞・作曲・編曲はもちろん、歌唱、ミックス、さらにはイラストや映像制作まで自身でこなすマルチクリエイターとして才能を発揮しています。
彼の楽曲には、緻密に計算されたサウンドデザインと聴き手の心を掴むフックがちりばめられ、一過性のブームで終わらない確かな実力を物語っています。
これから彼がどんな世界を見せてくれるのか、期待せずにはいられません。
折坂悠太
独特の日本の伝統的な民謡や歌謡曲の響きが感じられる歌声と、詩的な世界観で音楽ファンを魅了する折坂悠太。
2018年には2ndアルバム「平成」で本格的な活動を開始し、ドラマ『監察医朝顔』の主題歌「朝顔」でその名が広く知られるようになりました。
日本語の持つ抑揚や言葉の響きを大切にした楽曲は、現代音楽でありながらどこか懐かしさを感じさせる不思議な魅力を持っています。
聴く者の魂に直接語りかけてくるような彼の歌に、ぜひ触れてみてください。
joOji
jo0ji(ジョージ)は、鳥取県出身・在住の新世代シンガーソングライター。
現在も地元の漁港で働きながら音楽活動を続けるというユニークなスタイルが注目を集めています。
2021年、友人を励ますために作った曲「不屈に花」をYouTubeへ投稿したことをきっかけに、活動を本格化。
温かな歌声とノスタルジックな言葉選び、リアルな日常に寄り添う曲づくりが話題となり、SNSを中心にファン層を拡大しています。
Spotifyが躍進を期待する次世代アーティスト「RADAR:Early Noise 2024」選出や、トヨタ・カローラのCMソング「条司」などタイアップでさらなる飛躍が期待されています。
秋山黄色
荒々しくも切実なロックサウンドが特徴的な秋山黄色。
自身の内面に渦巻く焦燥感や孤独、社会への違和感を、彼は歪んだギターサウンドと叫びにも似たハスキーな歌声で吐き出してきました。
ドラマ『10の秘密』主題歌「モノローグ」や、アニメ『約束のネバーランド』Season2のオープニングテーマ「アイデンティティ」など、数々のタイアップによってその名は広く知られてきています。
彼の楽曲は、どうしようもない息苦しさを抱えるリスナーにとって、心を代弁してくれる救いのような存在です。
人気男性シンガーソングライターを紹介!曲を聴いて推しを見つけよう
今回ご紹介した男性シンガーソングライターは、時代やジャンル、知名度を問わず、個性豊かで魅力あふれるおすすめアーティストばかりです。
それぞれが独自の視点と言葉で日常や人生を歌い、時には社会に鋭く切り込むことで、多くのリスナーの心に寄り添っています。
現代はストリーミングサービスなどを通じて、気になった音楽にすぐに触れることができます。
ぜひ、この記事をきっかけに新たな一曲と出会い、あなたの日常を彩るお気に入りの推しを見つけてみてください。
