数々の名曲を世に送り出し、圧倒的人気を誇るモンスターバンド「Mr.Children」。通称ミスチル。
彼らが1992年のデビューから30年近く音楽業界で第一線を走り続けられている理由。
それは、ボーカル桜井和寿さんの一度聴いたら忘れられない唯一無二の歌声も然ることながら、最大の魅力は歌詞にあるといえるのではないでしょうか。
この記事でわかること
【Mr.Children(ミスチル)】とは?
改めて、Mr.Childrenとはどのようなバンドなのでしょうか。
メンバー
同じ高校だったボーカル・桜井和寿さん、ギター・田原健一さん、ベース・中川敬輔さん、さらにドラムと女性キーボードを加えた5人で「Beatnik」というバンドを1985年に結成。
その後、コンクール直前でドラムが脱退してしまい、田原さんと中川さんの中学時代の同級生で、他のバンドを組んでいた鈴木英哉さんを代打で迎えました。
後に鈴木さんが正式に加入して現在のメンバーが揃います。
バンド名を「Mr.Children」に改名した1989年以降、ライヴハウス「渋谷La.mama」や「新宿LOFT」を中心にライブ活動をスタートしました。
経歴
「Mr.Children」への改名からしばらく経った1992年5月10日にミニアルバム「EVERYTHING」でメジャーデビュー。
その翌年に発売された4thシングル『CROSS ROAD』がロングヒット。
その約7ヶ月後にリリースされた『innocent world』がオリコンチャートで初の1位を獲得。
一気に人気バンドへと上りつめます。
これまでシングル10作品、アルバム14作品でミリオンセラーを達成。
「日本レコード大賞」を2度受賞するなど、輝かしい経歴を残し続けています。
多くの楽曲が数々のドラマ主題歌やCMソングに起用されていることもあり、幅広い世代で抜群の知名度を誇る「Mr.Children」。
まさに日本を代表するアーティストだといえるでしょう。
【Mr.Children(ミスチル)】の代表曲といえば?
Mr Childrenおすすめ曲の中でも代表曲といえる3曲をご紹介します!
CROSS ROAD
誰もが胸の奥に秘めた 迷いの中で
手にした ぬくもりを それぞれに抱きしめて
新たなる道を行く
まずは、ミスチル初のTVドラマタイアップ曲となった、日本テレビ系列ドラマ「同窓会」の主題歌『CROSS ROAD』です。
聴き心地の良いサウンドに乗る、リスナーの脳裏に自然とストーリーが描かれるような歌詞。
桜井和寿さんの才能を存分に感じることができる、発売から5ヶ月かけて初のミリオンセラーを達成した名曲です。
シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~
恋なんて言わばエゴとエゴのシーソーゲーム
Ah…いつだって君は曖昧なリアクションさ
友人の評価はイマイチでも She So Cute, Ah Ha Ha
Ah…順番を待ってたんじゃつらい
勇敢な恋の歌
続いては、9枚目のシングルとして1995年にリリースされた大ヒット曲『シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~』です。
「恋なんて言わばエゴとエゴのシーソーゲーム」というワードセンス抜群でインパクト大の歌詞が印象的。
ノンタイアップシングル歴代1位の売上を記録しただけでなく、自身の最高記録であるオリコンチャート3週連続1位を獲得した言わずと知れた名曲です。
カラオケで歌えば盛り上がること間違いなしです!
名もなき詩
あるがままの心で生きられぬ弱さを
誰かのせいにして過ごしてる
知らぬ間に築いていた自分らしさの檻の中で
もがいてるなら
僕だって そうなんだ
最後にご紹介するのは、10枚目のシングル曲でフジテレビ系ドラマ「ピュア」の主題歌に起用された『名もなき詩』。
累計230万枚以上を売り上げた記録にも記憶にも残る名曲です。
”君が僕を疑ってるのなら この喉を切ってくれてやる”という切れ味鋭いフレーズを組み込みながらも、最後は聴き手を包み込む桜井和寿さんの表現力は必聴です!
2003年にはエリエールのCM曲としても使用されています。
【Mr.Children(ミスチル)】の歌詞が心に響くラブソング!人気曲ランキング
歌詞が印象的なラブソングを人気ランキング形式でご紹介します!
第3位 365日
365日の
言葉を持たぬラブレター
とりとめなく ただ君を書き連ねる
明かりを灯し続けよう
心の中のキャンドルに
フーっと風が吹いても消えたりしないように
第3位は、曲タイトルからして結婚式にふさわしい、ウェディング定番ソング『365日』です。
ピアノ主体の美しいメロディーと、桜井和寿さんが歌声で紡ぐ温かい歌詞が魅力的。
この曲の持つ言葉の美しさが数多くの結婚式に色を添えてきました。
第2位 Sign
ありふれた時間が愛しく思えたら
それは”愛の仕業”と小さく笑った
君が見せる仕草 僕に向けられてるサイン
もう 何ひとつ見落とさない
そんなことを考えている
第2位はドラマ「オレンジデイズ」の主題歌『Sign』です。
「オレンジデイズ」は、どこにでもいそうな大学生の男の子と聴覚障害を持つ女の子の恋愛を主軸に、大学卒業を1年後に控えた5人の青春を描いた大ヒットドラマです。
桜井さんがドラマの台本を読んで書き下ろしたので、ストーリーを想起させる歌詞になっています。
イントロを聴いただけで作品の甘酸っぱさが蘇りますよね。
第1位 しるし
ダーリンダーリン いろんな角度から君を見てきた
そのどれもが素晴らしくて 僕は愛を思い知るんだ
「半信半疑=傷つかない為の予防線」を
今、微妙なニュアンスで君は示そうとしている
人気曲ランキングTOP1は、当時強烈なインパクトを世間に与えたドラマ「14才の母」の主題歌『しるし』です。
14歳にして恋人との子供ができてしまう女子中学生を描いた、壮絶なストーリーで話題となりました。
ドラマの持つテーマや、生命の本質までもを完璧に表現した歌詞とサウンド。
強いメッセージ性や、物語性を心に直接届ける桜井和寿さんの熱のこもった歌声。
ミスチルだからこそ、大きな意味での”愛”を表現した1曲です。
【Mr.Children(ミスチル)】の隠れたおすすめ名曲3選
Drawing
絵に描いたとしても 時と共に何かが色褪せてしまうでしょう
永遠はいつでも 形のない儚い幻影
君と共に 僕の元に
まずご紹介するのはラブバラード『Drawing』です。
時の流れがゆっくりになるような美しくしっとりとしたメロディー。
それに歌詞を優しく乗せる桜井和寿さんの”弾き語り”感のある歌い方が、切なくて心にグッときます。
ラブソングにも、失恋ソングにも、別れの歌にも聴こえるこの曲。
好きな人、今でも好きな人、好きだった人を思い浮かべながら聴いてみてください。
つよがり
蚊の泣くような頼りない声で
君の名前を呼んでみた
孤独な夜を越えて 真直ぐに
向き合ってよ 抱き合ってよ 早く
続いてご紹介するのは、9thアルバム「Q」の収録曲『つよがり』です。
メロディだけ聴くとピアノ主体で展開していくおだやかなバラード曲。
ですが、歌詞を見てみると、つよがりと弱さがあいまった人間らしさが溢れ出ているように感じます。
片思い中のことを思い出すと、きっと思い当たるところがある、シングルカットされていないのが不思議なくらいの名曲です。
ファスナー
きっと ウルトラマンのそれのように
君の背中にもファスナーが付いていて
僕の手の届かない闇の中で
違う顔を誰かに見せているんだろう
そんなの知っている
最後にご紹介するのは、一見ドキッとするようなユーモラスな歌詞に見えて、ギャップのある深いメッセージ性が隠されている『ファスナー』です。
「昨日 君が自分から下ろしたスカートのファスナー」と冒頭からインパクトのある歌詞ではじまるこの曲。
サビには「きっと ウルトラマンのそれのように」と強烈でちょっと笑ってしまいそうになるワードも散りばめられています。
けれども、これには”誰にでもファスナーが付いていて、本当の自分を偽りながら生きている”という深いメッセージが込められているとも取れるのです。
ぜひ、歌詞を深読みしながら聴いてみてください。
youtube動画でMr.Children(ミスチル)の歌詞を感じてみよう
いかがでしたか?
ミスチルといえば、桜井和寿さんの唯一無二のハイトーンボイスと圧倒的な歌唱力、聴き心地が良くてキャッチーなメロディが印象的ですよね。
しかし、心にグサグサ突き刺さるセンス溢れる歌詞にこそ、ミスチルの魅力が詰まっているのです。
youtube動画で視覚からもミスチルを聴けば、桜井さんの歌う表情などからも、また新たな歌詞の解釈ができるかもしれません。
UtaTenの歌詞ページの「動画を見る」から、YouTube動画付きのページへアクセスできるので、ぜひチェックしてみてください!
『Tomorrow never knows』や『終わりなき旅』などの言わずと知れた名曲も改めて聴いてみましょう。
また、テレビ朝日系ドラマ「ハゲタカ」の主題歌『SINGLES』も収録されている2018年10月発売の最新アルバム「重力と呼吸」や、2017年5月にリリースされた25th Anniversary 配信限定ベストアルバムも必聴です!
この記事のまとめ!
- デビューから30年近く第一線を走り続けるモンスターバンド
- 桜井和寿さんの唯一無二のハイトーンボイスと圧倒的歌唱力が魅力
- 聴き心地が良くてキャッチーなメロディもいい
- 心にグサグサ突き刺さるセンス溢れる歌詞