インパクト抜群の個性的なボイスで、様々なジャンルの音楽をエモーショナルに表現する女性シンガー・Aimer。
ドラマやアニメの主題歌にもなった人気曲は、一度は聴いたことがあるのではないでしょうか?
彼女が奏でるメロディーや歌詞の特徴を知ることで、その魅力をさらに深く知ることができますよ。
この記事でわかること
新曲がアニメ「鬼滅の刃」遊郭編のOP・ED曲に決定!
OP:残響散歌 / ED: 朝が来る
Aimerは2022年1月にシングル『残響散歌』と『朝が来る』をリリース予定。
なんと2曲ともテレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編の主題歌に決定しています。
オープニング主題歌に起用された『残響散歌』は、主人公・炭治郎たちの闘志を表すような疾走感溢れる1曲。
エンディングテーマに起用された『朝が来る』は、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌として大ヒットしたLiSAの『炎』を手がけた梶浦由記が楽曲制作を担当しています。
また新たな大ヒットソングが誕生する予感がしますね。
テレビアニメ、そして楽曲の公開を楽しみに待ちましょう。
Aimerの人気曲TOP5
大人気アーティストAimerは、透明感のある独特な歌声を武器にこれまで多くの人を自身の世界観で魅了してきました。
ドラマやアニメ主題歌、CMソングまで数々なタイアップを実現し、各作品の世界観をより魅力的なものへと色づけてきた彼女ですが、それ以外にも素敵な楽曲はたくさんあります。
バラードからロックまで幅広いジャンルを歌いこなすAimerの作品の中で、特に彼女の魅力が溢れ出ている人気の高い5曲を厳選して紹介します。
カタオモイ
2016年9月に発売された、4thアルバム『daydream』の収録曲です。
作詞・作曲を手がけたのはandrop・内澤崇仁で、彼はコーラスにも参加しています。
タイトルの通り、互いに好意を寄せ合う男女の「片想い」を切なげに表現した歌詞に共感を覚えた方も多いのではないでしょうか。
カジュアルなギターサウンド、Aimerの透明感溢れる歌声が織り成すハーモニーは耳馴染みが良く、聴き手の胸にスッと入ってきます。
春はゆく
2020年3月にリリースされた、18枚目のシングルの表題曲です。
劇場版『Fate/stay night[Heaven’s Feel]』Ⅲ.spring song主題歌に起用されたので、歌詞やメロディーにはアニメの登場人物が抱く喜びや悲しみ、春を象徴するような様々な感情の揺れ動きが描写されています。
それを彩るのが、スケールの大きさを伝えるのにもってこいの管弦楽のサウンドです。
Aimerが劇場版Fateシリーズの前作、前々作でタイアップを果たした際の「花の唄」「I beg you」を手掛けた梶浦由記が引き続き作詞・作曲・プロデュースを行い、アニメファンの間で大きな話題となりました。
Brave Shine
2015年6月にリリースされた、8枚目のシングルの表題曲です。
TVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』セカンドシーズンの主題歌に起用され、大勢の注目を集めました。
自分の守りたいものを守りつつ、未来に向かって前進しようとする強い意志が読み取れる歌詞からは、重いロック調のメロディーと共通の世界観を感じます。
そんな一貫した姿勢を鮮明に映し出すには、人間の生々しさをも感じさせるAimerの歌声が欠かせない要素となっているのでしょう。
バラード調が多い彼女の作品において意外性の高い、パワフルかつスピード感溢れたイメ―ジが本曲最大の魅力だと言われています。
LAST STARDUST
2015年7月に発売された、3thアルバム『DAWN』の収録曲です。
こちらはTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の挿入歌に使用されました。
Aimerがこれまで同アニメとタイアップを果たしてきた曲に習い、歌詞や曲調からストーリーに沿った力強さが溢れ出ているのが特徴です。
それをロックサウンドで彩り、バラード調に上手くまとめ上げています。
蝶々結び
2016年8月にリリースされた、11枚目のシングルの表題曲です。
RADWIMPSの野田洋次郎により、楽曲提供とプロデュースが行われた曲として覚えがある方も多いでしょう。
彼によるコーラスで彩られたAimerの儚い歌声を聴けば、誰もが思わず心を揺さぶられてしまいます。
蝶々結びの工程を愛する人との関係性に重ね、それを蝶のように美しく結んでいきたいという想いをまっすぐに描写した歌詞が見どころです。
Aimerのドラマ・番組主題歌
ドラマや番組が伝えたいこと、目指すものを自分の中で落とし込む能力に長けたAimerは、これまで様々なドラマや番組とタイアップを実現してきました。
しかし、あまりに主題歌として起用された楽曲が多いので、タイトルとメロディーが一致しなくなってきている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、彼女が手掛けてきたドラマ・番組主題歌を一挙に紹介します。
STAND-ALONE / あなたの番です
2019年5月に配信リリースされた楽曲です。
女優の原田知世、俳優の田中圭がW主演を務めたドラマ『あなたの番です』の主題歌に起用され、ドラマにリンクした歌詞が毎週その世界を彩る要素となっていました。
Aimerの歌声がピアノの伴奏に乗り、静かにスタートする冒頭からサビに向かって少しずつスピードが増していき、ロックな曲調へと変化を遂げる部分には予想できない未来への期待が感じ取れます。
Sailing / レ・ミゼラブル 終わりなき旅路
2019年1月にトリプルA面でリリースされた、16枚目のシングル「I beg you/花びらたちのマーチ/Sailing」の収録曲です。
同月6日、フジテレビ開局60周年特別企画として放送されたサスペンスドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』とタイアップを果たし、年始のお茶の間を沸かせていたことが記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
自身の運命から逃れられず、苦し紛れに生きる人々のあり様を海上を漂う船に例えた歌詞は、ドラマの伝えたいメッセージをしっかり捉えており、Aimerの表情豊かな歌声が合わさることでよりリアリティのある一曲に仕上がっています。
凍えそうな季節から / 奪い愛、冬
2017年2月に配信リリースされた楽曲です。
女優の倉科カナが主演を務めたドラマ『奪い愛、冬』の主題歌に起用されました。
また、その事実がお披露目されたのは2016年12月29日に幕張メッセで開催された『ROCKIN’ ON PRESENTS COUNTDOWN JAPAN 16/17』のステージで、驚いたファンは多かったでしょう。
時期的にもぴったりのタイトルが、よりドラマの放送開始日への期待を高めたという視聴者レビューが多く見られました。
コイワズライ / 白雪とオオカミくんには騙されない❤
2019年4月に発売された、5thアルバム『Sun Dance』の収録曲です。
abemaTVの大人気シリーズ『白雪とオオカミくんには騙されない❤』の主題歌として制作され、同番組のコンセプトである10代の恋愛に寄り添った歌詞で構成されています。
Aimerの代表作「カタオモイ」に込められたメッセージと多少通ずる部分があり、彼女自身も同曲の方向性を目指して手掛けたことを明らかにしていました。
Aimerのアニソン
メジャーデビュー以降、Aimerがアニメタイアップをいくつも果たしていることは有名ですね。
知名度の高いアーティストとはいえども、その個性的な歌声がアニメファンに必ず支持されるとは限りませんでした。
しかし、彼女は持ち前の豊かな表現力でどんな作品の世界観にも見事に寄り添ってきました。
今ではアニソン界でも欠かせない存在となったAimerが、これまでアニメ作品に提供した楽曲をまとめて振り返っていきましょう。
六等星の夜 / NO.6
2011年9月にトリプルA面でリリースされた、メジャーデビューシングルの収録曲です。
TVアニメ『NO.6』のタイアップ曲としても知られています。
肉眼でギリギリ見える程度に光を放つ星「六等星」を、人間が不安に飲まれた時だけ気付くことのできる小さな希望に例え、その重要性を示した歌詞は聴き手によって様々な捉え方ができると評判でした。
誰もが現実から目を背けず、前向きになれるようにそっと寄り添ってくれるメロディーからは、Aimer自身の優しさが溢れ出ています。
RE:I AM / 機動戦士ガンダムUC
2013年3月にリリースされた、5枚目のシングルの表題曲です。
アニメ『機動戦士ガンダムUC ep6 宇宙と惑星と』の主題歌で、世界観にぴったりの疾走感溢れるロック調に仕上げられています。
特徴的な楽曲タイトルは、Aimerのアーティスト名に含まれるアルファベットを入れ替えた「アナグラム」による造語です。
落ち着いた印象ながらも強い意志を秘めたボーカルは、辛く悲しい経験をした人々を後押しし、前に進む勇気を与えてくれます。
Re:pray / BLEACH
2011年12月にリリースされた、2枚目のシングルの表題曲です。
少年ジャンプで長きにわたって愛され、連載終了後も人気の絶えない大人気アニメシリーズ『BLEACH』のファイナルシーズン「死神代行消失篇」で主題歌を飾り、絶大な支持を集めました。
希望と絶望が混在する歌詞は、アニメの主人公・黒崎一護が失った死神の力を再び手に入れるために奮闘する姿を彷彿とさせます。
本曲のイメージPVを制作した三木孝浩は、Aimerの歌声を「聴く人に赦しを与える歌声」と絶賛していました。
誰か、海を。 / 残響のテロル
2014年9月に発売された、ミニアルバム『誰か、海を。EP』の表題曲です。
TVアニメ『残響のテロル』とタイアップを果たしたことでも知られ、多くのアニメやドラマ主題歌を手掛けてきた音楽家・菅野よう子によるプロデュースのもと、完成されました。
重厚感のあるサウンドからは、これまでの楽曲に反映されてきたAimerの個性を残しつつ、さらなる深みへと彼女が一歩踏み込んだ印象を受けます。
言葉選びにも凝られており、思わず息を飲むような表現が多用されています。
茜さす / 夏目友人帳 伍
2016年11月16日にリリースされた、12枚目のシングルの表題曲です。
国内外で多くのアニメファンから支持を得ている、アニメ『夏目友人帳 伍』の主題歌に起用されました。
物語のエンディングを締めくくるにふさわしい、どこか寂しげな雰囲気が漂うAimerの静かなボーカルとそれを支える音楽がアニメのストーリー展開にぴったりのバラードソングです。
花の唄 / Fate/stay night
2017年10月にトリプルA面でリリースされた、13枚目のシングルの収録曲です。
梶浦由記によってプロデュースされ、劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel] 』I.presage flowerの主題歌に起用されました。
ヒロイン・間桐桜の気持ちの揺れ動きを繊細に描写した歌詞は、映画の内容をよく捉えており、アニメファンからも絶賛されています。
ドラマや映画に引っ張りだこの女優・浜辺美波が出演するMVは、幻想的な雰囲気と曲調が合っていて見ごたえ抜群です。
SPARK-AGAIN / 炎炎ノ消防隊 弐ノ章
2020年9月9日にリリースされた、19枚目のシングルの表題曲です。
劇場版が大ヒット公開中の『鬼滅の刃』と並んで高い人気を誇る、TVアニメ『炎炎ノ消防隊弐ノ章』の主題歌に起用されました。
主人公たちに備わった炎の力が、そのまま音へと形を変えたようなエネルギッシュなメロディーは、本曲最大の特徴と言えるでしょう。
絶望的な状態でも、立ち止まらなけば未来はきっと見えてくるのではないかと、前向きな気持ちにさせられます。
AimerのCM曲
Aimerの魅力的な楽曲がCMソングに起用されています。
インパクトの大きいAimerの歌声をCMで耳にし、その魅力に気付いた方は少なくないことでしょう。
ここでは、ファン以外にもよく知られる有名なCM曲を紹介していきます。
是非、聴いたことのある曲がないかチェックしてみてくださいね。
悲しみの向こう側 / iichiko NEO
2020年9月にリリースされた、19枚目シングルの表題曲です。
「iichiko NEO」のTVCMソングに使用されたので、一度くらいは耳にしたことがある方も多いでしょう。
草原を進んでいくアルパカたちから始まり、美しい花々や自然の映像で紡がれていくCMが、のびのびと歌い上げるAimerのボーカルにマッチしています。
zero / 専門学校HAL
2017年5月に2枚同時発売された、初のベストアルバム『BEST SELECTION “noir”』の収録曲です。
専門学校HALの2017年度版TVCMソングとして使用され、CGを駆使した映像とAimerの歌声の相性の良さが話題となりました。
英語歌詞を多用し、力強く熱唱するサビ部分が聴き手の感情を強く揺さぶります。
思い出は奇麗で / キヤノン “This” is my life.
2019年9月にトリプルA面でリリースされた、15枚目のシングルの収録曲です。
「キヤノン “This” is my life.」の大切な瞬間を形として残しておくための重要な媒体として写真の魅力を伝える際、Aimerの歌声が思い出を彩る重要な役割を担っています。
聴いているうちに、歌詞そのものが描写するシーンを鮮明に思い描いてしまうほどリアリティある言葉で紡がれているので、気付けば誰もが本曲の主人公になってしまうことでしょう。
Aimerの曲の魅力は唯一無二の歌声!聴けば聴くほど引き込まれるAimerの世界観を堪能しよう
誰もが知る人気ソングをはじめ、Aimerがこれまでにタイアップを実現してきた中にも魅力の詰まった曲がたくさんあることが分かりましたね。
アニソンなどはピークを過ぎると人気が落ちてしまう音楽も多いですが、Aimerの歌は何度聴いても唯一無二のボーカルが織り成す世界観に魅了されてしまいます。
この記事で紹介してきた18選において、気になる楽曲があれば是非聴いてみてくださいね。
この記事のまとめ!
- Aimerの人気曲は、アニメ『Fate』シリーズとのタイアップが多い
- Aimerが提供したドラマ主題歌は、そのストーリーとリンクした歌詞が魅力
- Aimerが提供したアニメ主題歌は、その作品の世界観を忠実に再現している
- Aimerの歌声は、CMソングとしてインパクト大
- いつまでも色褪せないAimerの楽曲において、気になるものがあれば聴いてみよう