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【独特】フロイドローズ(FLOYDROSE)のギターとは?ロック式トレモロが搭載されたギターの種類も紹介! 2022年1月

2022年1月6日

フロイドローズ

ギターのブリッジとナットで弦を固定する「フロイドローズ」は、エレキギター界で最も革新的な技術として知られています

1970年代に誕生してから、独特の使い心地の虜になったギタリストは数知れません。

しかし、実際にどのような機構か理解していないという人も多いのではないでしょうか。

Live編集部
この記事では、フロイドローズの特徴やメリット・デメリット、ロック式トレモロを搭載したギターについて紹介します。

フロイドローズとは

ギターには「フロイドローズ」という機構がありますが、実際どんなものなのでしょうか。

その歴史や特徴を1つずつ知れば、フロイドローズのギターに対する見方や次に買うギターの選び方も変わるかもしれませんよ。

まずは、フロイドローズのギターについて、歴史や特徴を紐解いていきましょう

 

フロイドローズの歴史

フロイドローズは1977年、ギタリストでありエンジニアでもあるフロイド・D・ローズによって考案されました。

1980年代初頭にはエドワード・ヴァン・ヘイレンやニール・ショーン、スティーブ・ヴァイら有名アーティストが使用し、人気を集めたトレモロシステムです。

当時は、主にハードロックやヘヴィメタルのギタリストが好んで使用していました

 

特徴

フロイドローズは「ギター界の最も革新的な技術」と呼ばれており、開発された当時ギタリストに大きな衝撃を与えました。

有名アーティストにも愛用されており、機能的にも優れていることがわかるでしょう。

では、フロイドローズは普通のギターとどこが違うのでしょうか。

ここからは、フロイドローズのギターの特徴について紹介していきます

 

ナットとブリッジで弦を固定する

フロイドローズはナットとブリッジで弦を固定しており、普通のギターよりもチューニングが狂いづらいです

通常、ギターのチューニングが崩れるのはストリングポスト、ナット、ブリッジの内部に原因があるのですが、弦を両側からロックすることで防いでいます。

フロイドローズのギターをチューニングするには、まず通常通りペグを回し、ナットを締めた後はブリッジにある「ファインチューナー」を使って合わせます。

 

音程を変化させる

フロイドローズのギターを使うと、通常のギターより大きく音程を変化させられます

通常のチョーキングやベンドでは不可能なほど音程を上下させられたり、弦をダルダルになるまで緩めてもチューニングはあまり狂いません。

和音全ての音程を変化させたり、倍音を追加したりすることで、音楽的な表現の幅はとても広くなります。

 

金属のパーツが多い

フロイドローズには金属パーツが多いため、見た目が無骨で男らしい印象になります。

また、それぞれのパーツに重量があるため、弦振動がボディに伝わりづらく、サスティーンが長く硬い音質が特徴です。

重臣がネック寄りになるため、指板の木材やネック自体の鳴りもギターの音に反映されやすくなります

また、金属的な音を出すピッキングハーモニクスを多用するプレイスタイルの人にもおすすめです。

 

フロイドローズのギターのトレモロ種類

一言で「フロイドローズ」と言っても、さまざまなトレモロユニットのバリエーションがあります。

ファイン・チューナー搭載型としてスタンダードなモデルが「Floyd Rose Original」で、その韓国製のものが「Floyd Rose Special」です。

「Floyd Rose Ⅱ」は以前生産されていた廉価版で、初期型はブリッジ側にロック機構がありませんでしたが、後期はダブル・ロック方式を採用しました。

「Floyd Rose Pro」は、弦と弦の間がOriginalより狭く、トレモロがボディ面より低く設置されています。

「Floyd Rose SpeedLoader Tremolo」は専用の弦を使い、ブリッジとナット部のクランプに弦を固定するためのエンドを引っ掛け、レンチで固定するとその場でチューニングが完了するシステムです

「Floyd Rose FRX」は2014年に発表された形式で、簡単にギターに搭載でき、もとのギターのナットを活かしながら改造できます。

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フロイドローズギターのメリット・デメリット

フロイドローズは多くの有名アーティストやギタリストに愛されており、機能や音質でも優れている点がたくさんあります

しかし、メリットもあればもちろんデメリットもあるため「フロイドローズであればよい」というものではありません。

ここでは、フロイドローズのギターのメリットとデメリットを紹介していきます。

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デメリット

弦の交換が面倒くさい

第一のデメリットは、弦交換がとても面倒くさいことです

ロック式トレモロは、ナットとブリッジの両側から弦をロックし、チューニングの安定感を増しています。

そのため、弦交換の際はナットとブリッジの2か所のロックを外し、交換後にまたロックし直さなければいけません。

これによりチューニングの手間は省けますが、弦交換の手軽さという点では通常のギターが優れているでしょう。

 

六角レンチが必須

ナットとブリッジをロックしたり、ロックを解除するためには六角レンチが必要です。

そのため、弦交換はもちろん、レギュラーチューニングからダウンチューニングや変則チューニングに変更する時も六角レンチが必要になります。

その他何かあった際は六角レンチを使用して調整しなければいけないため、六角レンチを常に持ち歩かなければいけません。

 

メリット

チューニングがずれにくい

フロイドローズではナットとブリッジの両端から弦をロックするため、きちんとセットするとチューニングが非常に安定します。

そのため、チューニングの手間が省けるのはもちろん、演奏中にチューニングが狂うのを気にする必要はありません

弦交換の手間はかかりますが、演奏前や演奏中に細かくチューニングを確認する煩わしさがなくなるのは大きなメリットでしょう。

 

派手にアーミングができる

大きく音程を上下させる派手なアーミングや、チョーキングやビブラートなどの派手な演奏ができるのもフロイドローズのメリットです。

特にアームは可動域が広いため、レスポールなどトレモロ非搭載のギターでは真似できないほど派手に音程を上下できます

演奏できるテクニックが増えるので、ギターを演奏する時の表現の幅が大きく広がるでしょう。

 

細かいチューニングができる

フロイドローズのギターには「ファインチューナー」という機構が搭載されており、より細かいチューニングが可能です。

まずはペグで大まかな音程を決め、そこからファインチューナーを使って弦の微調整をします。

通常のギターでは少し回しただけで音程が大きく上下するものもあるので、チューニングが苦手な人にとってはフロイドローズのギターがおすすめです

 

フロイドローズ搭載のギター

フロイドローズについて紹介してきましたが、実際に搭載したギターの中にもさまざまな種類があります

トレモロの種類による違いはもちろん、それ以外の個性もさまざまです。

フロイドローズのギターを選ぶ際は、単にその機構の有無だけでなく、トレモロのタイプや他の機能にも注目して自分に最適なものを選びましょう。

最後に、フロイドローズ搭載のギターをいくつか紹介します。

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Cort / X-6

Cort(コルト)の「X-6」は、フロイドローズを搭載しながらもコストパフォーマンスに優れたモデルです。

Frank GambaleやJeff Berlinを始め、数々のトッププレイヤーがこのギターを愛用しています。

ボディが軽量でネックの強度が高いため扱いやすく、ダブルロック式トレモロとパワフルなピックアップを搭載しています。

荒々しい中低音が特徴なので、ハードな曲やフレーズをよく弾く人や、HR/HMバンドのギタリストにおすすめです。

 

KRAMER / pacer Classic

KRAMER(クレイマー)の「pacer Classic」は、マホガニーのボディにメープルのネックとフレットボード、そしてフロイドローズを搭載したモデルです。

1980年代のストラトを彷彿とさせるボディですが、ストラトとは全く違う構造で、派手なアーミングを用いた激しい演奏に向いています

哀愁を感じる渋い見た目なので、見た目にこだわりたい人にもおすすめですよ。

 

GrassRoots / G-FR-62GT

GrassRootsの「G-FR-62GT」は、とげとげしい形のボディとロック式トレモロシステム、ローズの指板にメイプルネックのギターです。

ピックアップにはGH-1Gを2つ搭載しており、パワフルで切れのあるサウンドを出せます

荒々しいサウンドはもちろん、ゴツゴツした見た目はハードロックやメタルにぴったりです。

 

Aria Pro II / MAC ・MAX

優れたコストパフォーマンスが武器のAria Pro IIの「MAC・MAX」は、シンクロ/ロック式のフロイドローズトレモロを搭載しています。

ピックアップはEMGピックアップのみで、ボリュームノブも1つだけでかなりスッキリしたデザインです

ネックを外さずにネック調整できるホイールナットを採用しているので、メンテナンスの手間もかかりません。

カラーバリエーションも豊富なので、フロイドローズ初心者にもおすすめですよ。

 

Ibanez RG

Ibanezの「RG」シリーズは、今やハードロックの定番となったギターです。

代名詞とも言える極薄のネックは、運指が激しいテクニカルなプレイに向いています

また、弦が切れてもチューニングを保ったり、変則チューニングに対応しやすくなる「ゼロ・ポイント・システム」という独自の機構も非常に便利です。

フロイドローズを搭載したモデルも固定式ブリッジを採用したモデルもあるため、選択肢もたくさんありますよ。

 

フロイドローズのギターは独特な音が鳴る!ロック式トレモロでサウンドにこだわろう

フロイドローズのギターは、メンテナンスの難しさから敬遠されがちですが、使いこなせば大きな武器になります

チューニングなどの機能性はもちろん、フロイドローズ特有の硬い音質は、1度試すと病みつきになるでしょう。

ロック式のトレモロで表現方法の幅を広げ、自分だけのサウンドを手に入れましょう。

 

この記事のまとめ!

  • フロイドローズは1977年に生まれ、特にHR/HMのギタリストに好まれている
  • ナットとブリッジで弦を固定することで、チューニングが狂いづらい
  • アームを派手に使えるため、表現方法の幅が広がる
  • トレモロの種類は多数あり、それぞれに長所や短所がある
  • 弦交換が面倒で、調整に六角レンチが必要というデメリットもある

 

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