高品質で弾きやすいエレキギターが欲しくて、ヤマハのモデルをチェックしているという人も多いのではないでしょうか？
コスパの高さで話題となっているパシフィカシリーズ以外にも、高品質なギターがたくさんあり、多くのギタリストから注目されていますよ。
この記事のもくじ
ヤマハエレキギターの特徴
ヤマハのエレキギターは、ストラトキャスターやレスポールなどの定番ギターとは少し違ったオリジナル形状のギターが多いのが特徴です。
音のクセが少なく、楽器用エフェクターやアンプとの相性を気にすることなく使えるため、幅広いシーンで活用できますよ。
また、チューニングの安定性や弾きやすさにもこだわられているので、初心者にもおすすめなモデルが揃っています。
フュージョンギタリストの野呂一生やMAN WITH A MISSIONのJean-Ken Johnny、THEATRE BROOKの佐藤タイジなどヤマハのエレキギターを愛用するプロも多いです。
ヤマハエレキギターの種類
ヤマハのエレキギターはギブソンやフェンダーが製造する定番ギターをベースに、独自に発展させた個性的なモデルが多いです。
どのモデルも作りが丁寧で弾きやすく、サウンドのバランスが良いので、初心者から上級者まで幅広いギタリストから支持されています。
ヤマハのエレキギターの種類を4つ紹介するので、どのモデルが自分にマッチしているか考えてみてくださいね。
パシフィカ
ヤマハの「パシフィカシリーズ」は、高い演奏性とコスパの高さが特徴のエレキギターです。
ストラトキャスターを発展させたタイプで、ボディやヘッドはストラトキャスターよりもスリムな形状。
ピックガードの面積は狭く、トーンやボリュームなどのノブがボディ上に直接取り付けられた個性的なデザインになっています。
指板表面のカーブは平らな形状を採用し、ネックも程よい太さとなっているので、コード弾きからギターソロまで快適に行えますよ。
色々なジャンルに対応できるサウンドの幅広さ、安定した弾きやすさを持ったエレキギターです。
REVSTAR
「REVSTAR」はヤマハが2016年に発表した、新しいシリーズのエレキギターです。
平たいボディとシンプルなデザインが特徴のレスポールスペシャルと、尖った形状のギブソンSGの中間のような、無駄のないスタイリッシュなデザインになっています。
ボディ材にはマホガニー、ピックアップは出力が高いタイプを採用しているため、粘りのあるパワフルなサウンドを得意としますよ。
スイッチ類はピックアップセレクターに加え、ボリューム・トーンが1つずつとシンプルな仕様。
演奏性や操作性に優れた、パワフルなサウンドのエレキギターです。
SG
ヤマハの「SGシリーズ」は1976年に発売された「SG2000」以降、基本的な仕様やデザインを変えることなく製造され続けている長い歴史を持ったエレキギターです。
ボディ表面は曲面加工が施されており、ネックとボディの接合部分は左右をえぐったダブルカッタウェイ仕様になっています。
操作系統はボリュームノブとトーンが2つずつの幅広い音作りができる仕様で、ピックアップセレクターはレスポールと同じボディの上部に付けられていますよ。
価格は20万円以上と高価ですが、音と演奏性の両方にこだわりたい人におすすめのエレキギターです。
SA2200
ヤマハが販売する「SA2200」は、ボディ内に空洞があるセミアコースティックタイプのエレキギターです。
ギブソンのES-335と似たルックスですが、カッタウェイ部分が深く設計されシャープなデザインになっています。
また、ハムバッカーをシングルコイルに切り替えるコイルタップ機能を搭載しており、通常のセミアコよりも幅広い音作りができるのが特徴です。
セミアコのふくよかなサウンドが好きだけど、シャリッとしたタイトな音も欲しいという人にピッタリのギターですよ。
ヤマハエレキギターおすすめ【初心者編】
ヤマハのエレキギターは初心者でも買いやすい価格帯でも、音や作りのクオリティが高いのが特徴です。
また、木材にはアルダーやマホガニーのような定番の材が使われており、安価な代用木材を使用していないため、本格サウンドが手軽に楽しめます。
初心者にもおすすめの弾きやすいヤマハエレキギターを紹介するので、気になるギターは楽器店や通販サイトでチェックしてみてくださいね。
ライブUtaTenの関連記事！
-
-
【初心者必見】フェンダージャパンのエレキギターおすすめ8選！USAやメキシコとの違いも紹介
続きを見る
PACIFICA112V/112VM
ヤマハの「PACIFICA112」は3万円代というリーズナブルな価格で、弾きやすさとバランスの良いサウンドを実現したエレキギターです。
ハムバッカー1つとシングルコイル2つを搭載したSSH仕様で、ハムバッカーにはシングルコイルの音に切り替えるコイルタップ機能を搭載しています。
指板やネックも弾きやすさを重視した形状、スイッチ類もボリュームとトーンが1つずつと初心者でも快適に演奏できる工夫がほどこされていますよ。
「112V」は指板に中音域が豊かに響くローズウッドを使用したタイプ、「112VM」は明るい色で高音質がハッキリとしたメイプルを使ったタイプなので、色や音の好みで選んでみてくださいね。
ヤマハ YAMAHA エレキギター パシフィカ PACIFICA112V YNS イエローナチュラルサテン アルニコVマグネット...
REVSTAR RS420
REVSTARシリーズの「RS420」は、弾きやすさとパワフルなサウンドを備えたギターです。
ボディとネック材には太いサウンドのマホガニーを使用、指板にはローズウッドが使われており、中低域がハッキリとしたサウンドになっていますよ。
また、低音域をカットするドライスイッチも付いているので、ジャンルや演奏に合わせた音作りもできるようになっています。
ネックは薄く弾きやすい形状を採用、ボディーには体に当たる部分をなめらかに削ったコンター加工も施されているなど演奏性にもこだわられたエレキギターです。
RGXA2
「RGXA2」は、近未来的なデザインとシックなカラーが印象的なヤマハのエレキギターです。
全体の重量が2.5kgと軽く、ネックも他のモデルと同じく弾きやすい形状なので、快適にギターの演奏ができますよ。
ボディにはA.I.R.テクノロジーというボディの鳴りを高める技術が取り入れられ、ピックアップセレクターはLEDで状態を把握できるノブタイプのものが搭載されています。
高い機能性と近未来的なルックスが特徴のエレキギターなので、個性的なギターが欲しい人におすすめです。
APX500III
ヤマハの「APX500III」は薄いボディとネックを持つ、エレキギターから手軽に持ち変えれるエレアコです。
リーズナブルな価格ながらもトップ材には定番のスプルース、指板にはローズウッドと本格的なサウンドが楽しめるようになっています。
また、ボディ本体には音質を調整できるイコライザーに加え、中音域を細かく設定できるAMFコントロールも付属しているため幅広い音作りができますよ。
ヤマハによるクオリティの高い作りと、エレキギターに近い感覚で弾ける演奏性の高さが魅力のエレアコです。
ヤマハエレキギターおすすめ【上・中級者編】
ヤマハはリーズナブルなモデルだけでなく、上・中級者向けの商品ラインアップも充実しています。
どのモデルもクオリティが高く、価格も比較的リーズナブルなのでメインギターとしてだけでなく、サブ用のギターとしてもおすすめですよ。
音質と演奏性に優れた、上・中級者におすすめのヤマハエレキギターをスタンダードなモデルから、個性的なモデルまで幅広く紹介します。
ライブUtaTenの関連記事！
-
-
エレキギターおすすめ18選！初心者・中級者・上級者別の予算目安と人気メーカーを価格別紹介
続きを見る
Pacifica611HFM
ハムバッカーと大型のシングルコイルであるP90タイプのピックアップを搭載した、個性的なギターが「Pacifica611HFM」です。
パシフィカの上位モデルの600シリーズのギターで、ピックアップは世界的に評価の高いセイモアダンカン製、ボディには美しい木目のフレイムメイプルが貼られています。
ブリッジはテレキャスターと似たアームが無く、ボディの裏から弦を通すタイプとなっているので、よりクリアでタイトなサウンドが出せますよ。
スタンダードなパシフィカと比べると音色の幅は狭いですが、個性的なサウンドを楽しみたい人はぜひ弾いてみてくださいね。
PACIFICA1611MS
ヤマハの「PACIFICA1611MS」はジャズ・フュージョン系ギタリストの名手マイク・スターンのシグネイチャーモデルです。
テレキャスターシェイプのギターで、表面のカーブがきついメイプル指板にアッシュボディというヴィンテージ寄りの組み合わせとなっています。
ピックアップはフロントにギブソンの59年製ハムバッカーを再現したモデル、リアにはシングルコイルと同サイズのハムバッカーを搭載しモダンでパワフルなサウンドを実現しています。
パワフルなテレキャスターが欲しい人、ジェフベックの使用で有名なハムバッカーを2つ搭載したテレキャスター「テレギブ」に近いサウンドが欲しい人におすすめのギターです。
Pacifica 612VⅡ
「Pacifica 612VⅡ」はパシフィカの上位モデルである600シリーズの、もっともスタンダードな仕様のエレキギターです。
SSHのピックアップは全てセイモアダンカン製、ブリッジは有名メーカーのウィルキンソン製とパーツ類も高品質なものが使われていますよ。
ネックも他のパシフィカシリーズと同様に弾きやすい形状で、ペグは現交換が簡単でチューニングの安定性も高いロックタイプを採用。
10万円以下というお手頃価格ながらも、高い演奏性と高品質なサウンドを実現したエレキギターです。
Pacifica 611VFM
ヤマハの「Pacifica 611VFM」はフロントにP90タイプのピックアップ、リアにハムバッカーを搭載したエレキギターです。
セイモアダンカン製のピックアップや、フレイムメイプルなどの基本仕様は「Pacifica611HFM」と同様になっています。
ブリッジのみが異なっており、この「Pacifica 611VFM」はウィルキンソン製のトレモロブリッジを搭載していますよ。
アームを使った演奏が可能で、ストラトキャスターのようなバネの鳴りも楽しめるので、アーム付きギターが好きな人はこちらのモデルがおすすめです。
REVSTAR RS720B
スタイリッシュなルックスのREVSTARに、ヴィンテージな雰囲気を持つピックアップやビグスビーを搭載したモデルが「RS720B」です。
ビグスビーとはビグスビー社が開発したトレモロユニットで、レトロなルックスと揺れ幅の小さい味のあるビブラートが多くのギタリストから支持されていますよ。
ピックアップはヴィンテージ風な見た目だけでなく、パワーも控えめでヴィンテージらしいマイルドで繊細なサウンドになっています。
カラーはアッシュグレーとウォールフェイドの2色で、木の色合いを生かした仕上がりになっているので渋いルックスのギターが好きな人はチェックしてみてくださいね。
REVSTAR RS820CR
ヤマハの「REVSTAR RS820CR」は、太くパワフルなサウンドが楽しめるエレキギターです。
サラッとした質感の塗装が施されており、カラーもシックなものが揃っているのでおしゃれなギターが欲しい人にもピッタリですよ。
ブリッジは弦を固定するテールピースと、弦を支えるブリッジ部分が一体になったモダンなモデル、ピックアップはYAMAHAが独自開発した高出力モデルを搭載しています。
RS420と同様に、ドライスイッチも備えているので幅広い音作りも可能。
操作性や演奏性を備えた、パワフルなサウンドのエレキギターです。
ヤマハエレキギターおすすめ【プロユース編】
ヤマハのエレキギターはレコーディング用として使える高音質なモデル、作りが丁寧で見た目も美しく末永く愛用できるようなギターも揃っています。
パーツ類にもこだわられており、チューニングや音の安定性が高いものが使われているので、快適に演奏できるのが特徴です。
最後にプロユース向けの高品質なヤマハエレキギターを紹介するので、自分に合った最高のギターが欲しい人はチェックしてみてくださいね。
ライブUtaTenの関連記事！
-
-
サイレントギターとは？エレキギターとの違いや初心者へのおすすめを紹介
続きを見る
SA-2200
「SA-2200」はヤマハの高い木材加工技術によって作られた、見た目もサウンドも美しいエレキギターです。
ボディに空洞があり、ピックアップの下部にセンターブロックという木材が取り付けられたセミホロウ構造により、通常のエレキギターよりもマイルドなサウンドを実現しています。
ピックアップには程よいパワーを持つオリジナルモデルを採用、その両方にコイルタップ機能が付いていますよ。
クセが少なく、色々な音色が出せる使いやすいセミアコです。
SG1820
中音域がハッキリとした、マイルドな音色が特徴のギターがヤマハの「SG1820」です。
ボディにはレスポールにも採用されているマホガニーを使用、表面にメイプルが貼り付けられたメイプルトップ仕様になっています。
ネックは3つのマホガニーを貼り合わせ、強度を高めた3ピースネックとなっているので、反りにも強くなっていますよ。
ピックアップはセイモアダンカン製のヴィンテージを再現したモデルを搭載し、粘り強いサウンドを実現。
ペグはチューニングの安定性が高いロックタイプと、ヴィンテージの味わい深いサウンドとモダンな使いやすさを両立したエレキギターです。
ヤマハのエレキギターはクセのない使いやすさが人気の理由！見た目や音にこだわって最高の逸品を見つけよう
ヤマハのエレキギターは弾きやすく、幅広い音色が出せるモデルが揃っています。
どのモデルもクセがなく、使いやすいのでプロ・アマ問わず幅広いギタリストから人気です。
オールラウンダーとして使えるモデルだけでなく、ハムバッカーらしい太いサウンドが得意なモデルや、個性的な仕様のモデルもありますよ。
見た目や音、使いやすさにこだわって、自分に合った最高のエレキギターを見つけてみてくださいね。
この記事のまとめ！
- ヤマハのエレキギターは音のクセが少なく、弾きやすいモデルが揃っている
- ヤマハエレキギターの種類には、パシフィカやREVSTAR、SGなど個性的なシリーズがある
- 初心者でも購入しやすい価格帯のエレキギターは、弾きやすいだけでなく素材やパーツにもこだわられている
- 上・中級者向けのモデルの品質も高く、価格もリーズナブルなので気になる人はチェックしてみよう
- ヤマハエレキギターのプロユースモデルは見た目もサウンドも美しく、演奏性も高いのが特徴
