風のポスト 歌詞 ビリー・バンバン ふりがな付

風かぜに朽くちたポスト
この街まちのどこかで
一日いちにちも休やすまず
誰だれかを待まっている

それは逢あいたかった
ともだちへの気持きもち
それは楽たのしかった
あの夏なつへの気持きもち

ずっとずっと
一日いちにちも休やすまず
ずっとずっと
誰だれかを待まっている

風かぜをめぐるポスト
ふりかえる季節きせつに
ことばにはならない
なにかを待まっている

それは言いえなかった
恋人こいびとへの思おもい
それは知しりたかった
あの頃ころへの思おもい

きっときっと
ことばにはならない
きっときっと
なにかを待まっている

風かぜを仰あおぐポスト
思おもい出での片隅かたすみ
立たち止どまる心こころが
いつかを待まっている

それは優やさしかった
母かあさんへの便たより
それは頑固者がんこものの
父とうさんへの便たより

ずっとずっと
立たち止どまる心こころが
ずっとずっと
いつかを待まっている

もしも誰だれも
手紙てがみを書かかなくなっても

風かぜのポストは
誰だれかを待まってる
ずっとずっと
誰だれかを待まっている