朝露あさつゆきらめいて みどり葉はが揺ゆれる
消けし色いろにぼやけて 木立こだちがざわめく
輝かがやく陽ひだまりに 手てのひらかざせば
絹糸きぬいとの細ほそさで 風かぜがすりぬける
言葉ことばを失なくし 漂ただよい続つづけてた
疲つかれた横顔よこがおを やさしく陽ひが染そめる
このままで 今いまはただ
静しずけさを ささやかに 感かんじたいの
生いきてゆくことさえ 哀かなしく思おもえた
味気あじけない月日つきひが 思おもい出でに変かわる
知しらずにほころびた 心こころのはぎれを
一針ひとはり一針ひとはりと 繕つくろってゆくの
行いき先さきのない 愛あいをもてあまして
夜よるのしじまの中なか 置おき去ざりにしてきたわ
もう何なにも 言いわないで
遠とおくへと 夢ゆめを見みつづけさせてね
もう何なにも 言いわないで
遠とおくへと 夢ゆめを見みつづけさせてね
朝露asatsuyuきらめいてkirameite みどりmidori葉haがga揺yuれるreru
消keしshi色iroにぼやけてniboyakete 木立kodaちがざわめくchigazawameku
輝kagayaくku陽hiだまりにdamarini 手teのひらかざせばnohirakazaseba
絹糸kinuitoのno細hosoさでsade 風kazeがすりぬけるgasurinukeru
言葉kotobaをwo失naくしkushi 漂tadayoいi続tsuduけてたketeta
疲tsukaれたreta横顔yokogaoをwo やさしくyasashiku陽hiがga染soめるmeru
このままでkonomamade 今imaはただhatada
静shizuけさをkesawo ささやかにsasayakani 感kanじたいのjitaino
生iきてゆくことさえkiteyukukotosae 哀kanaしくshiku思omoえたeta
味気ajikeないnai月日tsukihiがga 思omoいi出deにni変kaわるwaru
知shiらずにほころびたrazunihokorobita 心kokoroのはぎれをnohagirewo
一針hitohari一針hitohariとto 繕tsukuroってゆくのtteyukuno
行iきki先sakiのないnonai 愛aiをもてあましてwomoteamashite
夜yoruのしじまのnoshijimano中naka 置oきki去zaりにしてきたわrinishitekitawa
もうmou何naniもmo 言iわないでwanaide
遠tooくへとkuheto 夢yumeをwo見miつづけさせてねtsudukesasetene
もうmou何naniもmo 言iわないでwanaide
遠tooくへとkuheto 夢yumeをwo見miつづけさせてねtsudukesasetene