夢ゆめは遠とおすぎて 語かたれないまま
足あしの先さきで止とまった 波なみのように
ここで 息いきをする ここで 手てをのばす
だれのせいでもないと 言いいきかせた
それでも 迷まよいは 消きえない しんきろう
水みずしぶきにも とまどった
水平線すいへいせんから 船ふねが戻もどってくる
小ちいさな 幸しあわせに いそいでいる
人ひとが暮くらすには 夕日ゆうひは長ながすぎて
よけいなことまで さみしくなる
海うみを広ひろげて 船ふねはまた出でてゆく
帰かえらぬ人ひとたちを 見送みおくって
今日きょうを閉とじて 明日あしたを開ひらく
ただそれだけに 風かぜが乗のる
どこにゆくのかと 尋たずねた人ひとは
電灯でんとうをつらつらと 家路いえじをゆく
どこで暮くらそうと
どこで果はてようと
夢yumeはha遠tooすぎてsugite 語kataれないままrenaimama
足ashiのno先sakiでde止toまったmatta 波namiのようにnoyouni
ここでkokode 息ikiをするwosuru ここでkokode 手teをのばすwonobasu
だれのせいでもないとdarenoseidemonaito 言iいきかせたikikaseta
それでもsoredemo 迷mayoいはiha 消kiえないenai しんきろうshinkirou
水mizuしぶきにもshibukinimo とまどったtomadotta
水平線suiheisenからkara 船funeがga戻modoってくるttekuru
小chiiさなsana 幸shiawaせにseni いそいでいるisoideiru
人hitoがga暮kuらすにはrasuniha 夕日yuuhiはha長nagaすぎてsugite
よけいなことまでyokeinakotomade さみしくなるsamishikunaru
海umiをwo広hiroげてgete 船funeはまたhamata出deてゆくteyuku
帰kaeらぬranu人hitoたちをtachiwo 見送miokuってtte
今日kyouをwo閉toじてjite 明日ashitaをwo開hiraくku
ただそれだけにtadasoredakeni 風kazeがga乗noるru
どこにゆくのかとdokoniyukunokato 尋tazuねたneta人hitoはha
電灯dentouをつらつらとwotsuratsurato 家路iejiをゆくwoyuku
どこでdokode暮kuらそうとrasouto
どこでdokode果haてようとteyouto