春はるというのに 雪ゆきが舞まう
辺あたり一面いちめん うっすらと
小首こくびかしげて 寒さむそうに
咲さいていじらし 可憐かれんな花はなは
誰だれを想おもって 咲さくのでしょうか
春はる告つげ草ぐさの かたかごの花はな
紅べにの色いろさえ 儚はかなくて
なぜに寂さびしく 散ちり急いそぐ
焦こがれ焦こがれた 人ひとなのに
知しっているのに 知しらない素振そぶり
誰だれを想おもって 泣なくのでしょうか
春はる告つげ草ぐさの かたかごの花はな
風かぜに優やさしく そよぐ花はな
揺ゆれる心こころも 今日きょう限かぎり
待まっているのに 来こない人ひと
泣ないて忘わすれる この恋こいかなし
誰だれを想おもって 咲さくのでしょうか
春はる告つげ草ぐさの かたかごの花はな
春haruというのにtoiunoni 雪yukiがga舞maうu
辺ataりri一面ichimen うっすらとussurato
小首kokubiかしげてkashigete 寒samuそうにsouni
咲saいていじらしiteijirashi 可憐karenなna花hanaはha
誰dareをwo想omoってtte 咲saくのでしょうかkunodesyouka
春haru告tsuげge草gusaのno かたかごのkatakagono花hana
紅beniのno色iroさえsae 儚hakanaくてkute
なぜにnazeni寂sabiしくshiku 散chiりri急isoぐgu
焦koがれgare焦koがれたgareta 人hitoなのにnanoni
知shiっているのにtteirunoni 知shiらないranai素振sobuりri
誰dareをwo想omoってtte 泣naくのでしょうかkunodesyouka
春haru告tsuげge草gusaのno かたかごのkatakagono花hana
風kazeにni優yasaしくshiku そよぐsoyogu花hana
揺yuれるreru心kokoroもmo 今日kyou限kagiりri
待maっているのにtteirunoni 来koないnai人hito
泣naいてite忘wasuれるreru このkono恋koiかなしkanashi
誰dareをwo想omoってtte 咲saくのでしょうかkunodesyouka
春haru告tsuげge草gusaのno かたかごのkatakagono花hana