東京 歌詞 藤川千愛 ふりがな付

こんなふうにはなりたくないな
そう思おもわせる大人達あいつらが喜よろこびそうな偏かたよりのない
あたし演えんじて掴つかんだ道みちの果はてに

授業じゅぎょうもそこそこ寝ねる間まも惜おしんで
バイトに勤いそしみ食くい繋つなぐ現在いま

奨学金しょうがくきんとか聞きこえはいいけど
あとあと思おもえばただの借金しゃっきんなんだから

要領ようりょうばかりよくなっても薄うすっぺらくて泣なけてくる
流ながされるままに時ときが過すぎて 嫌嫌嫌いやいやいや
夢ゆめなんて夢ゆめなんて口くちにしたくもなかった タッタタタ

高収入こうしゅうにゅうをやたら謳うたってる派手はでで下品げひんなトラックが
あたしの横よこを通とおり過すぎてった
生なまぬるい風かぜが頬ほおを撫なでた
こんなふうにはなりたくないな
そう思おもわせる大人達あいつらが喜よろこびそうな偏かたよりのない
あたし演えんじて掴つかんだ道みちの果はてに

残高透ざんだかすかして見みる夢ゆめはそうね
あの日見ひみた夢ゆめの面影おもかげもなく

願ねがいも喉元過のどもとすぎればなんだか
熱あつくなったのがまるで冗談じょうだんみたいだね

想像そうぞうばかり膨ふくらんだ いつの間まにか萎しぼんでた
絆ほだされるままに道みちを選えらび 嫌嫌嫌いやいやいや
夢ゆめなんて夢ゆめなんて口くちにしたくもなかった タッタタタ

行いき場ばをなくした願ねがいはどこに
諦あきらめなくちゃと思おもうほどに 今いまさら涙なみだがこぼれ落おちてく
けれど拭ぬぐう余裕よゆうすらなくて

高収入こうしゅうにゅうをやたら謳うたってる派手はでで下品げひんなトラックが
あたしの横よこを通とおり過すぎてった
生なまぬるい風かぜが頬ほおを撫なでた
こんなふうにはなりたくないな
そう思おもわせる大人達あいつらが喜よろこびそうな偏かたよりのない
あたし演えんじて掴つかんだ道みちの果はてに

これでいいの？
これでいいの？