涙なみだで見みつめる 青空あおぞらは
泣なき顔がおだらけの 白しろい雲くも
情じょうにすがれば 冷つめたさに
風かぜにほつれる おくれ髪かみ
栃木とちぎの門もんよ 白しろい石いし
白髪しらがで働はたらく 人ひともいる
幼おさない顔かおした 人ひともいる
私わたしも今日きょうから この人ひとと
罪つみを詫わびつゝ 生いきてゆく
栃木とちぎの部屋へやよ 鉄格子てつごうし
子守こもりの歌うたにも 泣なかされて
故郷こきょう偲しのべば 遠とおい町まち
晴はれて私わたしが 帰かえるまで
「母ははよ無事ぶじで」と 手てを合あわす
栃木とちぎの空そらに 星ほし一ひとつ
涙namidaでde見miつめるtsumeru 青空aozoraはha
泣naきki顔gaoだらけのdarakeno 白shiroいi雲kumo
情jouにすがればnisugareba 冷tsumeたさにtasani
風kazeにほつれるnihotsureru おくれokure髪kami
栃木tochigiのno門monよyo 白shiroいi石ishi
白髪shiragaでde働hataraくku 人hitoもいるmoiru
幼osaないnai顔kaoしたshita 人hitoもいるmoiru
私watashiもmo今日kyouからkara このkono人hitoとto
罪tsumiをwo詫waびつbitsuゝ 生iきてゆくkiteyuku
栃木tochigiのno部屋heyaよyo 鉄格子tetsugoushi
子守komoりのrino歌utaにもnimo 泣naかされてkasarete
故郷kokyou偲shinoべばbeba 遠tooいi町machi
晴haれてrete私watashiがga 帰kaeるまでrumade
「母hahaよyo無事bujiでde」とto 手teをwo合aわすwasu
栃木tochigiのno空soraにni 星hoshi一hitoつtsu