女おんなはみんな黒くろを着きて
浜はまで網あみをつくろう
寄よせる波なみの荒あらさよ
晴はれた空そらの眩まぶしさよ
天てんまでとどけ ナザレの舟唄ふなうた
天てんまでとどけ 舟唄ふなうた
波なみの中なかから戻もどるあんたを
十年じゅうねん待まつよ わたしの心こころ
女おんなが後家ごけと思おもうなら
とうに浜はまを捨すてるよ
焦こげて匂におう鰯いわしよ
赤あかい酒さけの美味おいしさよ
天てんまでとどけ ナザレの舟唄ふなうた
天てんまでとどけ 舟唄ふなうた
波なみを拍子ひょうしに歌うたうあんたを
覚おぼえているよ わたしの心こころ
女おんなは時ときに石いしを蹴けり
神かみを呪のろい 踊おどるよ
風かぜがなぶる黒髪くろかみ
灼やけた肌はだの悲かなしさよ
天てんまでとどけ ナザレの舟唄ふなうた
天てんまでとどけ 舟唄ふなうた
濡ぬれた体からだで走はしるあんたを
抱だく気きでいるよ わたしの心こころ
抱だく気きでいるよ わたしの心こころ
女onnaはみんなhaminna黒kuroをwo着kiてte
浜hamaでde網amiをつくろうwotsukurou
寄yoせるseru波namiのno荒araさよsayo
晴haれたreta空soraのno眩mabuしさよshisayo
天tenまでとどけmadetodoke ナザレnazareのno舟唄funauta
天tenまでとどけmadetodoke 舟唄funauta
波namiのno中nakaからkara戻modoるあんたをruantawo
十年juunen待maつよtsuyo わたしのwatashino心kokoro
女onnaがga後家gokeとto思omoうならunara
とうにtouni浜hamaをwo捨suてるよteruyo
焦koげてgete匂nioうu鰯iwashiよyo
赤akaいi酒sakeのno美味oiしさよshisayo
天tenまでとどけmadetodoke ナザレnazareのno舟唄funauta
天tenまでとどけmadetodoke 舟唄funauta
波namiをwo拍子hyoushiにni歌utaうあんたをuantawo
覚oboえているよeteiruyo わたしのwatashino心kokoro
女onnaはha時tokiにni石ishiをwo蹴keりri
神kamiをwo呪noroいi 踊odoるよruyo
風kazeがなぶるganaburu黒髪kurokami
灼yaけたketa肌hadaのno悲kanaしさよshisayo
天tenまでとどけmadetodoke ナザレnazareのno舟唄funauta
天tenまでとどけmadetodoke 舟唄funauta
濡nuれたreta体karadaでde走hashiるあんたをruantawo
抱daくku気kiでいるよdeiruyo わたしのwatashino心kokoro
抱daくku気kiでいるよdeiruyo わたしのwatashino心kokoro