memento 歌詞 TK from 凛として時雨 ふりがな付

ビルの窓まどに反射はんしゃしている東京とうきょうタワーに 少すこし何なにかが近ちかづいたような気きがして
誰だれかの悩なやみも聞きけるからさ それっぽい答こたえ方かたも出来できるようになったんだ

捨すて去さったもので記憶きおくは溢あふれていて 小ちいさくなった心こころを
これが大人おとななんだって 誤魔化ごまかすのも上手うまくなった

さよならの伝つたえ方かただけは僕ぼくの中なかを通とおり過すぎて
寂さびしそうな笑顔えがおだけがなんか上手うまく消けせないから

またどこかで会あえたらいいね
誰だれもいないかくれんぼの様ようさ
会あえもしないこの街まちの中なかで
探さがして 探さがして 探さがして

隠かくしたのは僕ぼくだ
不安定ふあんていな脳内のうないで君きみに会あわない様ように
またどこかで またどこかで
倒たおれかかった僕ぼくが 依よりかからない様ように

壊こわしたのは僕ぼくだ
曖昧あいまいな言葉ことばで密室みっしつの中なかに逃にげ道みちを創つくった
大切たいせつなものが見みえていた君きみが僕ぼくには怖こわくて

I was the only one たった1人ひとりの
I was the only one 1人ひとりだった
I was the only one 忘わすれていいよ

すれ違ちがう人混ひとごみ 溢あふれかえるニュース 置おき去ざりになって
窓まどに映うつる僕ぼくは1人ひとり 都会とかいの渦うずの中なかで 僕ぼくは1人ひとり
僕ぼくは君きみの何なにを壊こわしたんだろう 隠かくしたんだ

無なくなったものが片目かために溢あふれて
手てに入いれたものが片目かために溢あふれて
滲にじんでしまった 滲にじんでしまった
瞼まぶたを閉とじて溢あふれた記憶きおくが街まちのノイズに
飲のみ込こまれて 何なにもかもが離はなれていくんだ 僕ぼくは1人ひとり

I was the only one たった1人ひとりの
I was the only one 1人ひとりにさえも
なれなかった ならなかった?
僕ぼくはただの1人ひとりになって 残のこされた