暗い夜の行き路 歌詞 VALSHE ふりがな付

暗くらい路みちを行いけど 何なにも見みつけられず
生うまれ来きた自分じぶんを 悔くやみ戸惑とまどうのみ

生いきる意味いみを問とうたら 救すくわれるだろうか
誰だれも知しらない土地とちでさえ 目めをふせ歩あゆんだ人生じんせい

愛あいする人ひとを傍そばに置おく事ことも出来できずに
自暴自棄じぼうじきだと知しりつつも 溺おぼれずにいられない
時ときにそんな身みの上うえを 嫌悪けんおしながら 嗚呼ああ

辛つらく長ながい路みちは この先さきも続つづくのだろうか
裏切うらぎられ傷きずついて 何なにかに縋すがって 泣ないて
迷まよいながら止とめられぬ両足りょうあしを引ひきずり
呻うめいては 心こころの芯しんが折おれぬようにと

ほんのささやかな日ひを 幸しあわせと言いうなら
失うしなったときの絶望ぜつぼうと 惨みじめを悟さとらせるものか

愛あいする人ひとを許ゆるす事ことさえも出来できずに
いっそ全すべてが消きえてしまえばいいと思おもった
弱よわさが招まねく悲惨ひさんを 理解りかいしながら 嗚呼ああ

夜よるの路みちを行いけば ありふれた悲劇ひげきが溢あふれて
特別とくべつな事ことなどと 誰だれも思おもわずに過すぎる
迷まよう日々ひびと 思おもい悩なやむ日々ひびを切きり取とって
捨すてようと 決きめたのに何故なぜ 苦くるしいのだろう

辛つらく長ながい路みちは この先さきも続つづくのだろうか
求もとめては諦あきらめて 何なにかを憎にくんで 貶けなし
迷まよいながら止とめられぬ両足りょうあしすら いつか
動うごかずに そんな時ときでも終おわらない夢ゆめを