寄より道みちなら そこの八百屋やおやの筋すじ 左ひだり曲まがってさ
ランドセル 邪魔じゃまだから預あずけておこうか
10円えんガム 買かうたびに聞きかれる今日きょうの時間割じかんわり
1秒びょうも惜おしいから適当てきとうに答こたえた
「おかえり」「ただいま」を言いうたび
少すこしずつ家いえに近ちかづいた
街灯がいとうの明あかりなんていらないぜ
見渡みわたせばほら 店みせのきらめき
愛情あいじょうが溶とけ込こんだ商店街しょうてんがい
あの頃ころはまだ気きづくでもなく そりゃそうか
あれほどさ 出でたかった街まちに帰かえりたくなるとは
キャリーバッグギターくくり付つけ転ころがした
千回せんかいくらい 通とおった駄菓子屋だがしやは更地さらちになってた
よく話はなしたおばさんの顔かおも忘わすれてた
「さようなら」さえも言いえぬまま
明あかりは静しずかに消きえるから
街中まちじゅうに増ふえていく灰色はいいろが
記憶きおくさえ ただ飲のみ込こんでいった
あの場所ばしょに 植うえつけた思おもい出では
刈かり取とられてた そこにいたことも
東京とうきょうの空そらは眩まぶしくて
似合にあわないなんて思おもうのさ まだ
街灯がいとうの明あかりなんていらないぜ
思おもい出だす度たびに 街まちに火ひが灯ともる
灰色はいいろの奥おくにある風景ふうけいが
思おもい出でがまだ 輝かがやいている
この先さきも
寄yoりri道michiならnara そこのsokono八百屋yaoyaのno筋suji 左hidari曲maがってさgattesa
ランドセルrandoseru 邪魔jamaだからdakara預azuけておこうかketeokouka
10円enガムgamu 買kaうたびにutabini聞kiかれるkareru今日kyouのno時間割jikanwari
1秒byouもmo惜oしいからshiikara適当tekitouにni答kotaえたeta
「おかえりokaeri」「ただいまtadaima」をwo言iうたびutabi
少sukoしずつshizutsu家ieにni近chikaづいたduita
街灯gaitouのno明aかりなんていらないぜkarinanteiranaize
見渡miwataせばほらsebahora 店miseのきらめきnokirameki
愛情aijouがga溶toけke込koんだnda商店街syoutengai
あのano頃koroはまだhamada気kiづくでもなくdukudemonaku そりゃそうかsoryasouka
あれほどさarehodosa 出deたかったtakatta街machiにni帰kaeりたくなるとはritakunarutoha
キャリkyariーバッグギタbaggugitaーくくりkukuri付tsuけke転koroがしたgashita
千回senkaiくらいkurai 通tooったtta駄菓子屋dagashiyaはha更地sarachiになってたninatteta
よくyoku話hanaしたおばさんのshitaobasanno顔kaoもmo忘wasuれてたreteta
「さようならsayounara」さえもsaemo言iえぬままenumama
明aかりはkariha静shizuかにkani消kiえるからerukara
街中machijuuにni増fuえていくeteiku灰色haiiroがga
記憶kiokuさえsae ただtada飲noみmi込koんでいったndeitta
あのano場所basyoにni 植uえつけたetsuketa思omoいi出deはha
刈kaりri取toられてたrareteta そこにいたこともsokoniitakotomo
東京toukyouのno空soraはha眩mabuしくてshikute
似合niaわないなんてwanainante思omoうのさunosa まだmada
街灯gaitouのno明aかりなんていらないぜkarinanteiranaize
思omoいi出daすsu度tabiにni 街machiにni火hiがga灯tomoるru
灰色haiiroのno奥okuにあるniaru風景fuukeiがga
思omoいi出deがまだgamada 輝kagayaいているiteiru
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