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【インタビュー】数字なんかで、人生は推し量れない。パノラマパナマタウンが考える最新曲「$UJI」とは?

6月10日(日)より、配信がスタートしたパノラマパナマタウンの最新曲『$UJI』。数字に縛られ生きる日々の生活に、彼らは疑問を投げかけた。何故、この歌が誕生したのか。その背景を、バンドを代表し、楽曲の作詞/作曲を手がけたヴォーカルの岩渕想太が熱く語ってくれた。

公開日:2018年6月18日 更新日:2018年6月18日

Interview

長澤智典


この記事の目次
  1. ・SNSが生まれてからは、友達の数まで数値化される。それが、今の時代。
  2. ・今の自分が感じてる想いを全部出し切ることが、今の自分が歌えること
  3. ・今は、人の判断基準を参考にするあまり自分での評価基準が希薄
  4. ・『$UJI』を聴いた一人一人が思ったことが、その人にとっての正解
  5. ・プレゼント応募について
  6. ・パノラマパナマタウン 最新情報
  7. ・リリース情報
  8. ・ライブ情報
  9. ・パノラマパナマタウン Profile


SNSが生まれてからは、友達の数まで数値化される。それが、今の時代。

――配信シングルナンバー『$UJI』に投影したのが、社会が人の人生を数字を持って判断していくことや、それに対しての反抗心。想太さん自身も、自分の人生が数字によって縛られている意識を持っていることから、この『$UJI』が生まれたのでしょうか?



岩渕:そこまで数字に縛られて生きてるわけではないですけど、みずから数字のことを気にすることは多くなりました。たとえばの話、親や友達に「どんなアルバムなの?」「ライブはどんな感じ?」と聞かれると、真っ先に「何枚売れた」とか「動員がナンボで」と話しちゃう自分がいて。「なんでそういう視点で話すのか」と自分で自分に対して情けないと思ったことが『$UJI』が生まれる出発点でした。


――数字は、わかりやすい判断基準になりますからね。

岩渕:そう。数字って、気にしないで生きようと思えば生きられるんですけど、自分は何処か気にしてしまっている。そういうことを気にする人になりたくなかったし、もっと自分の心へ自由になろうとロックバンドを始めたのに、「なんでそう数字を気にしてしまうんだろう」と自分へふがいなさを感じることは正直あります。


――でも、生きてくうえで、数字はいろんな生活へ密接に絡んでくるものですからね。

岩渕:それは感じること。僕はまだ23年しか生きてないですけど、これまでの人生の中、数字で呼ばれる場面もいろいろとありました。だから「出席番号何番?」「死ぬまで剥がれん このナンバー」(マイナンバーのこと)などの言葉を書いたんですけど。それこそ入試だって、そう。「これだけの点数がないと、この大学には入れません」など、なんでも数値化される時代。そこは昔も今も変わらない数値化される事柄なら、昔は友達の数って数値化されることはなかったはずなのに、SNSが生まれてからは、twitterやInstagramのフォロワー数が何人だとか、LINEに友達の数が露骨に出たりなど、昔だったらあり得ないことまで数値化される時代になっているなぁと思って。僕は、そこに対しての違和感を、じつは小さい頃からずーっと感じてたんですよ。


――そこ、興味があります。

岩渕:数字が生活の中へ身近にある存在だとは、僕自身も思っていること。これは自分の価値観の話になるのかも知れませんが、たとえばの話、マイナンバーが送られてきたときに、僕はすごい気持ち悪さを感じました。何故なら、まだまだ短いながらも、自分が生きてきた人生の中には、自分の人生を左右するいろんなことがありました。もちろん、いろんな喜怒哀楽ある経験も重ねてきた。それくらい人間一人一人の人生にはいろんな感情を持ったドラマがあるのが当たり前なのに、それを無機質な数字に置き換えられ、「これがあなたの人生を現す数字です」と決めつけられるのって、すごく 恐ろしいことだなと思って。


――言われてみれば、確かにそうですよね。

岩渕:『$UJI』の一節に、僕は「命は一じゃない」と書いたんですけど。自分のマイナンバーの数字を一個ずらしただけで、まったく違う人の人生になってしまう。こんだけいろんな人生を背負った個性的な人たちがいる世の中なのに、与えられた数字の番号を一つ違って提示してしまっただけで、まったく異なる人の人生をその数字が与えてゆく。そこに対して「命や人生ってそういうものじゃないだろ」という想いが僕の中にあるから、数字によって現される怖さをずっと感じ続けていれば、数字が生活に密接になっているからこそ、一回疑ったほうがいいんじゃないかと僕は思ってるし、それを『$UJI』に投影したわけなんです。



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