たそがれ坂の二日月 歌詞 秋元順子 ふりがな付

たそがれ坂ざかの先さきっちょに
薄うすく鋭するどい月つきがでる
三日月みかづき前まえの 二日月ふつかづき
抜ぬいた指輪ゆびわの白しろい痕あと

路地ろじの奥おくには猫ねこがいる
通とおりすがりの人ひとがみな
手招てまねきしても後退あとずさる
わたしの駄目だめな 恋こいのよう

この街まちも悪わるくなかった
いい人ひとばかりがなぜか多おおくて
いくつかの恋こいもしてみたけれど
気きに掛かかるのは やっぱり・・・あなた
季節ときのまにまに


たそがれ坂ざかに浮うかぶのは
レモン・ルージュの 二日ふつか月づき
男おとこと女おんな 淋さびしさに
抱だきしめられて 抱だきしめて

罪つみの香かおりのくちづけに
嘘うその苦にがさが混まじった日ひ
愛あいした分ぶんの高たかさだけ
哀かなしみの谷たに 深ふかかった

あれからも生いきてきたわよ
悲かなしい時ときほどわざと微笑わらって
いくつかの街まちで暮くらしたけれど
気きに掛かかるのは やっぱり・・・あなた
季節ときのまにまに

いくつかの恋こいもしてみたけれど
気きに掛かかるのは やっぱり・・・あなた
Uh Uh Uh…