猫につけた鈴の音 歌詞 秋元順子 ふりがな付

あなたの子供こどもができたと
君きみは言いった
きびしい冗談じょうだんよせよと
ぼくは言いった
愛あいしあうことに
なんで子供こどもなど要いるものか
その一言ひとことで出でて行いった
君きみのうしろ姿すがた
君きみの置おき土産みやげ
猫ねこが一匹いっぴき
その猫ねこのお腹なかに子供こどもができて
のたりのたりと 目めの前まえを歩あるく
むし暑あつい 夏なつの昼下ひるさがり
こっちへおいで 猫ねこよ
鈴すずをつけてあげよう
おめでとう おめでとう おめでとう

あなたの子供こどもがほしいと
君きみは言いった
育そだてる自信じしんがないよと
ぼくは言いった
愛あいの名なをかりた
ぼくの残酷ざんこくなわがままよ
空そらのかなたへ消きえ去さった
君きみの一途いちずな夢ゆめ
君きみの忘わすれもの
猫ねこが一匹いっぴき
その猫ねこが大おおきなお腹なかで歩あるく
チリリンチリリン 鈴すずの音おとが響ひびく
むし暑あつい 夏なつの昼下ひるさがり
こっちへおいで 猫ねこよ
鈴すずをならしておいで
おめでとう おめでとう おめでとう