猫のファド～あしたも生きるあさっても～ 歌詞 秋元順子 ふりがな付

迷まい子ごの子猫こねこを 片手かたてで拾ひろい上あげて
私わたしの部屋へやへ 連つれてきたのは
三年さんねんも 暮くらしてた
男おとこに去さられた夜よるでした
形かたちのくずれた 帽子ぼうしの中なかへ入いれて
あいつの匂におい ついているけど
しばらくは がまんして
ベッドにしてねと 言いいきかす

さびしい同士どうしだね
都会とかいにありがちの
哀かなしい瞳めの色いろに
たがいをうつしましょう
だから いいわね いいわね
あしたも生いきる あさっても

小皿こざらのミルクを ピチャピチャ舐なめて飲のんで
私わたしのことを じっと見みるのは
もしかして 母親ははおやと
思おもっているからなんでしょか
気きまぐれついでに しばらく猫ねこと暮くらす
不実ふじつな男おとこ 思おもいきるには
愛情あいじょうを 空からっぽに
するしかないわと 苦笑にがわらい
おかしい二人ふたりだね
よくあるコンビだね
手枕たまくら 膝枕ひざまくら
ゆっくり眠ねむりましょう
だから いいわね いいわね
あしたも生いきる あさっても

さびしい同士どうしだね
都会とかいにありがちの
哀かなしい瞳めの色いろに
たがいをうつしましょう
だから いいわね いいわね
あしたも生いきる あさっても
あしたも生いきる あさっても