月つきに照てらされ浮うかび上あがるは
僕ぼくが愛あいした貴方あなたかぐやの如ごとく
指ゆびを這はわせた細ほそい体からだが
ほのかな温ぬくもり帯おび絡からみつく
貴方あなたの笑顔えがおの傍そばで
深ふかい深ふかい眠ねむりに落おち夢ゆめを見みてたい
燃もえる心こころ灰はいになれこの身み全すべて捧ささげよう
命いのち尽つきたその時ときが一ひとつになれる時とき
そんな夢ゆめも覚さめたれば変かわりのない美うつくしい
僕ぼくの姫ひめが眠ねむってる此処ここもまるで夢ゆめのように
貴方あなたは未いまだ羽化うかする前まえの
ツマベニ蝶ちょうの如ごとく日ひの下した嫌きらう
闇やみに浮うかんだ朧気おぼろげ姿すがた
幻まぼろしかもと僕ぼくは怖こわくなる
甘美かんびなその声こえだけが
現実げんじつだと生いきていると教おしえてくれる
鏡かがみ越ごしに僕ぼくを見みる全すべて包つつむ優やさしい眼め
合あわせたれば逸そらされるまるで天邪鬼あまのじゃく
とかす髪かみは漆黒しっこくの闇やみの如ごとく何処どこまでも
僕ぼくの中なかに刻きざまれて何処どこまでも落おちていく
赤あかく光ひかるその羽はねは空そらに浮うかぶ月つきのよう
何物なにものにも代かえられぬ手放てばなすくらいなら
醜みにくくていい蜘蛛くもになり永遠えいえんに永遠えいえんに離はなさない
それ程ほどまでに貴方あなたを愛あいしているから
燃もえる心こころ灰はいになれこの身み全すべて捧ささげよう
命いのち尽つきたその時ときが一ひとつになれる時とき
そんな夢ゆめも覚さめたれば変かわりのない美うつくしい
僕ぼくの姫ひめが眠ねむってる此処ここもまるで夢ゆめのように
月tsukiにni照teらされrasare浮uかびkabi上aがるはgaruha
僕bokuがga愛aiしたshita貴方anataかぐやのkaguyano如gotoくku
指yubiをwo這haわせたwaseta細hosoいi体karadaがga
ほのかなhonokana温nukuもりmori帯oびbi絡karaみつくmitsuku
貴方anataのno笑顔egaoのno傍sobaでde
深fukaいi深fukaいi眠nemuりにrini落oちchi夢yumeをwo見miてたいtetai
燃moえるeru心kokoro灰haiになれこのninarekono身mi全subeてte捧sasaげようgeyou
命inochi尽tsuきたそのkitasono時tokiがga一hitoつになれるtsuninareru時toki
そんなsonna夢yumeもmo覚saめたればmetareba変kaわりのないwarinonai美utsukuしいshii
僕bokuのno姫himeがga眠nemuってるtteru此処kokoもまるでmomarude夢yumeのようにnoyouni
貴方anataはha未imaだda羽化ukaするsuru前maeのno
ツマベニtsumabeni蝶chouのno如gotoくku日hiのno下shita嫌kiraうu
闇yamiにni浮uかんだkanda朧気oboroge姿sugata
幻maboroshiかもとkamoto僕bokuはha怖kowaくなるkunaru
甘美kanbiなそのnasono声koeだけがdakega
現実genjitsuだとdato生iきているとkiteiruto教oshiえてくれるetekureru
鏡kagami越goしにshini僕bokuをwo見miるru全subeてte包tsutsuむmu優yasaしいshii眼me
合aわせたればwasetareba逸soらされるまるでrasarerumarude天邪鬼amanojaku
とかすtokasu髪kamiはha漆黒shikkokuのno闇yamiのno如gotoくku何処dokoまでもmademo
僕bokuのno中nakaにni刻kizaまれてmarete何処dokoまでもmademo落oちていくchiteiku
赤akaくku光hikaるそのrusono羽haneはha空soraにni浮uかぶkabu月tsukiのようnoyou
何物nanimonoにもnimo代kaえられぬerarenu手放tebanaすくらいならsukurainara
醜minikuくていいkuteii蜘蛛kumoになりninari永遠eienにni永遠eienにni離hanaさないsanai
それsore程hodoまでにmadeni貴方anataをwo愛aiしているからshiteirukara
燃moえるeru心kokoro灰haiになれこのninarekono身mi全subeてte捧sasaげようgeyou
命inochi尽tsuきたそのkitasono時tokiがga一hitoつになれるtsuninareru時toki
そんなsonna夢yumeもmo覚saめたればmetareba変kaわりのないwarinonai美utsukuしいshii
僕bokuのno姫himeがga眠nemuってるtteru此処kokoもまるでmomarude夢yumeのようにnoyouni