花はな冷ひえた心こころ 微睡まどろむ車窓しゃそう
西明にしあかりに 揺ゆれている慕情ぼじょう
席せきの向むこう 君きみの肩かたに
凭もたれる 違ちがう人ひと
栞しおりを綴とじた胸むねに 消きえない人ひと
然しかして今いまは 知しらない人ひと
髪かみの色いろも 弾はずむ声こえも
知しらない彩いろどりに 染そまっていく
嗚呼ああ、独ひとりで恨うらんでいる
忘わすれていく君きみを
嗚呼ああ、独ひとりで想おもっている
終おわった春はるの日ひを
晴はれやかに 燻くすんだ空そらに
並ならんだいつかの 平行線へいこうせん
結むすんだ距離きょりが すかした声こえが
また 弾はじける
腫はれた目め 浮うかんだ涙なみだ
綴つづった恋こいが 鳴ならした景色けしきの残響ざんきょうは
まだ「さよなら」に 焦こがれている色いろ
青あおい、春はる枯がれの鮮あざやかな色いろ
もう 名残なごり雪ゆきも
跡あともなく 花はなを濯すすぎ
夏なつの匂においを 蕾つぼんでいく
目めもくれず 目めもくれず
置おき去ざりの 恋心こいごころも
淡あわい雪ゆきの 融とける様ように
花hana冷hiえたeta心kokoro 微睡madoroむmu車窓syasou
西明nishiaかりにkarini 揺yuれているreteiru慕情bojou
席sekiのno向muこうkou 君kimiのno肩kataにni
凭motaれるreru 違chigaうu人hito
栞shioriをwo綴toじたjita胸muneにni 消kiえないenai人hito
然shikaしてshite今imaはha 知shiらないranai人hito
髪kamiのno色iroもmo 弾hazuむmu声koeもmo
知shiらないranai彩irodoriにni 染soまっていくmatteiku
嗚呼aa、独hitoりでride恨uraんでいるndeiru
忘wasuれていくreteiku君kimiをwo
嗚呼aa、独hitoりでride想omoっているtteiru
終oわったwatta春haruのno日hiをwo
晴haれやかにreyakani 燻kusuんだnda空soraにni
並naraんだいつかのndaitsukano 平行線heikousen
結musuんだnda距離kyoriがga すかしたsukashita声koeがga
またmata 弾hajiけるkeru
腫haれたreta目me 浮uかんだkanda涙namida
綴tsuduったtta恋koiがga 鳴naらしたrashita景色keshikiのno残響zankyouはha
まだmada「さよならsayonara」にni 焦koがれているgareteiru色iro
青aoいi、春haru枯gaれのreno鮮azaやかなyakana色iro
もうmou 名残nagoりri雪yukiもmo
跡atoもなくmonaku 花hanaをwo濯susuぎgi
夏natsuのno匂nioいをiwo 蕾tsuboんでいくndeiku
目meもくれずmokurezu 目meもくれずmokurezu
置oきki去zaりのrino 恋心koigokoroもmo
淡awaいi雪yukiのno 融toけるkeru様youにni