暗くらい浮世うきよの この裏町うらまちを
のぞく冷つめたい こぼれ灯びよ
なまじかけるな 薄うすなさけ
夢ゆめもわびしい 夜よるの花はな
やけにふかした 煙草たばこのけむり
心こころうつろな おにあざみ
まゝよ火ひの酒さけ あおろうと
夜よるの花はななら 狂くるい咲ざき
霧きりの深ふかさに かくれて泣ないた
夢ゆめが一ひとつの 思おもい出でさ
泣ないて涙なみだが 枯かれたなら
明日あすの光ひかりを 胸むねに抱だく
暗kuraいi浮世ukiyoのno このkono裏町uramachiをwo
のぞくnozoku冷tsumeたいtai こぼれkobore灯biよyo
なまじかけるなnamajikakeruna 薄usuなさけnasake
夢yumeもわびしいmowabishii 夜yoruのno花hana
やけにふかしたyakenifukashita 煙草tabakoのけむりnokemuri
心kokoroうつろなutsurona おにあざみoniazami
まmaゝよyo火hiのno酒sake あおろうとaorouto
夜yoruのno花hanaならnara 狂kuruいi咲zaきki
霧kiriのno深fukaさにsani かくれてkakurete泣naいたita
夢yumeがga一hitoつのtsuno 思omoいi出deさsa
泣naいてite涙namidaがga 枯kaれたならretanara
明日asuのno光hikaりをriwo 胸muneにni抱daくku