もしもある日ひ俺おれが 山やまで死しんだら
ザイル仲間なかまのお前まえに 遺言ゆいごんをたのむ
親父おやじを訪たずねてくれ そして伝つたえてくれ
人間にんげんらしく最後さいごまで あきらめなかったと
母ははに話はなしてくれ 笑わらって逝いったと
いつも心こころは母かあさんの そばにいたから
苦くるしくなんかなかった 星ほしくず抱だきしめて
夢見ゆめみるように眠ねむったと だから泣なかないでと
俺おれがいなくても 妻つまよ嘆なげくな
お前まえなしでこの俺おれが 山やまで生いきたから
愛あいに包つつまれた 日々ひびは今いまもここに
銀ぎんの指輪ゆびわに口くちづけを 俺おれは満みち足たりた
ザイル仲間なかまには形見かたみのハンマーを
岩いわを叩たたいて響ひびかせろ 俺おれにとどくまで
俺おれにとどくまで
もしもあるmoshimoaru日hi俺oreがga 山yamaでde死shiんだらndara
ザイルzairu仲間nakamaのおnoo前maeにni 遺言yuigonをたのむwotanomu
親父oyajiをwo訪tazuねてくれnetekure そしてsoshite伝tsutaえてくれetekure
人間ningenらしくrashiku最後saigoまでmade あきらめなかったとakiramenakattato
母hahaにni話hanaしてくれshitekure 笑waraってtte逝iったとttato
いつもitsumo心kokoroはha母kaaさんのsanno そばにいたからsobaniitakara
苦kuruしくなんかなかったshikunankanakatta 星hoshiくずkuzu抱daきしめてkishimete
夢見yumemiるようにruyouni眠nemuったとttato だからdakara泣naかないでとkanaideto
俺oreがいなくてもgainakutemo 妻tsumaよyo嘆nageくなkuna
おo前maeなしでこのnashidekono俺oreがga 山yamaでde生iきたからkitakara
愛aiにni包tsutsuまれたmareta 日々hibiはha今imaもここにmokokoni
銀ginのno指輪yubiwaにni口kuchiづけをdukewo 俺oreはha満miちchi足taりたrita
ザイルzairu仲間nakamaにはniha形見katamiのnoハンマhanmaーをwo
岩iwaをwo叩tataいてite響hibiかせろkasero 俺oreにとどくまでnitodokumade
俺oreにとどくまでnitodokumade