岬みさき過すぎても 列車れっしゃのあとを
はぐれ鴎かもめが 追おってくる
あれが別わかれた あなたなら
途中下車とちゅうげしゃして 抱だかれるものを
暮くれる浜辺はまべの 波なみのよに
涙なみだ糸いとひく 女おんなの夜汽車よぎしゃ
母ははの情なさけを 頼たよりに帰かえる
あなた忘わすれの 旅たびなのに
車窓まどを吐息といきで 曇くもらせて
憎にくい恋こいしい 名なを書かくわたし
ふたり過すごした あの街まちへ
戻もどりたくなる 女おんなの夜汽車よぎしゃ
迷まよう想おもいを 掻かき消けすような
汽笛きてき一泣ひとなき 身みに沁しみる
いまも貴方あなたと 一緒いっしょなら
胸むねに漁いさり火び 燃もえやせるけれど
辛つらい運命さだめの 面影おもかげに
未練みれんせつない 女おんなの夜汽車よぎしゃ
岬misaki過suぎてもgitemo 列車ressyaのあとをnoatowo
はぐれhagure鴎kamomeがga 追oってくるttekuru
あれがarega別wakaれたreta あなたならanatanara
途中下車tochuugesyaしてshite 抱daかれるものをkarerumonowo
暮kuれるreru浜辺hamabeのno 波namiのよにnoyoni
涙namida糸itoひくhiku 女onnaのno夜汽車yogisya
母hahaのno情nasakeをwo 頼tayoりにrini帰kaeるru
あなたanata忘wasuれのreno 旅tabiなのにnanoni
車窓madoをwo吐息toikiでde 曇kumoらせてrasete
憎nikuいi恋koiしいshii 名naをwo書kaくわたしkuwatashi
ふたりfutari過suごしたgoshita あのano街machiへhe
戻modoりたくなるritakunaru 女onnaのno夜汽車yogisya
迷mayoうu想omoいをiwo 掻kaきki消keすようなsuyouna
汽笛kiteki一泣hitonaきki 身miにni沁shiみるmiru
いまもimamo貴方anataとto 一緒issyoならnara
胸muneにni漁isaりri火bi 燃moeやせるけれどyaserukeredo
辛tsuraいi運命sadameのno 面影omokageにni
未練mirenせつないsetsunai 女onnaのno夜汽車yogisya