死なない花は綺麗だろうか 歌詞 如月ましろ ふりがな付

桜さくらが咲さくころにはもういないですけど
足元あしもとに埋うめられた私わたしの亡骸なきがらが
君きみを生いかす養分ようぶんになるならばいいの
辛つらくもないから 君きみは死しなないでいてよね

桜色さくらいろ春はるが来きて枯かれていく その翅はねで飛とんだ死しんだ海うみ
惑星わくせいが落おちて灰はいが積つもった 天使てんしになったあの子こがいた

綺麗きれいになるため聖書せいしょを読よんだ 赤あかいバラ園えん 12月がつに
私わたしは愚おろかな罪つみを悔くやんで 毒どくのない人ひとになりたかった

双子ふたごの天使てんし 白しろと黒くろの花はなになって
私わたしの血肉ちにくが君きみのためになっていて
どうして?悲かなしそうな顔かおするのなんて
永遠えいえんの命いのちを与あたえるから許ゆるしてよ

私わたしの足あしもこの心臓しんぞうも いずれダメになる わかってる
春はるが来くるまでは生いきていたくて ニトロの味あじが染しみていくだけ

死しなない花はなは綺麗きれいだろうか 夢ゆめの中なかで咲さく百合ゆりの花はな
私わたしはリリー、白しろく儚はかなげに 壊こわれそうな純潔じゅんけつの色いろ

十三じゅうさん月がつ惑星わくせいが降ふった日ひ 咲さいた花はなは綺麗きれいすぎたね
私わたしのことは忘わすれてもいいさ 君きみが救すくわれる糧かてになるよ

桜さくらの木きの下したの死体したい 君きみに与あたえた神聖しんせい
リリー、私わたしがいるから 君きみは天使てんしになれたよ
ずっと愛あいしてるよリリー