時の隨に 歌詞 天童よしみ ふりがな付

会あえないだろうと思おもってました
不思議ふしぎに口くちにした場所ばしょに
廻まわることが出来できました
出会であいとは掴つかむもので
別わかれは背負せおえたかしら

足元あしもとに咲さき朧おぼろ揺ゆらめく
そんなあんな少すこし窪くぼんだ
おへそに似にたよな
生うまれた証あかし

同おなじ月つきを見みましたか
欠かけたり満みちたり輝かがやいたり
俯うつむく先さきの道みちを照てらしてくれた
あなたに声こえを届とどけたい

移うつろいやすい 時ときの 隨まにまに

出来できないだろうって思おもってました
春泥しゅんでいに戸惑とまどいながら
女めの童わらべ 心こころうらら
初夏しょか香かおる イバラの畝うね
何度なんど躓つまずいたかしら

優やさしさに 触ふれて今日きょうを眠ねむる
ほんと惚ほれた腫はれた不安ふあんは
波打なみうつ胸むねの鼓動こどう
いま生いきてる調しらべ

同おなじ海うみを見みましたか
荒あれたり凪なぎに溺おぼれそうな意地いじ
急いそぐなと引ひき留とめてくれた手てに
振ふり向むいたら過すぎし花野はなの
白しろい化粧けしょうに 染そまる黄昏たそがれ

密ひそかな得意とくいで生いきていきましょう

同おなじ歌うたを歌うたいましょう
泣ないたり拗すねたり笑わらって紡つむぐ
悩なやむことは人ひとにしかできない
特別とくべつなもの 届とどけたい
移うつろいやすい 時ときの隨まにまに
移うつろいやすい 時ときの隨まにまに