造花の楽園 歌詞 如月ましろ ふりがな付

貴方あなたは言いった 人ひとを捨すてて
天使てんしになって 愛あいされたい
だけどそれは 死しぬことさえ
許ゆるされない 誓ちかって、リリー

眼めを閉とじたら

あまりにも綺麗きれいな花束はなたばから
僕ぼくの事こと見みつけて愛あいしてほしい
許ゆるされた 愛情あいじょうで殺ころさないで
ディストピア 他ほかの子こはどこへ行いった?

透明とうめいな花束はなたばと君きみの末路まつろ
夜明よあけにはその名前なまえ以外いがい消きえた
楽園らくえんに程遠ほどとおい花園はなぞのにて
真まっ白しろなキスをして眠ねむりに就つこう

Oh

神様かみさまどうか 消きえないでね
私わたしの羽はねが 綺麗きれいなこと
君きみを愛あいして 聖せいなる林檎りんご
君きみと二人ふたりで 蜜みつを吸すうの

夢ゆめを見みてた

粉雪こなゆきと少女しょうじょたち保護ほご区域くいき
人工じんこうの花はなびらで繋つなぐ生命せいめい
遺のこされた 五いつつ子ごに与あたえられた
永遠えいえんに咲さくことの救済きゅうさいを

暖あたたかい花園はなぞので君きみを待まつよ
あの日ひから失うしなった過去かこの記憶きおく
透明とうめいなホルマリンの水面みなもに
君きみと僕ぼく 同おなじ白しろと黒くろだね

Oh

極ごく彩さいの輝石きせきを模もした造花ぞうか
盲目もうもくの宝石ほうせきと似にた深紅しんく
永遠えいえんに咲さくことを誓ちかいます
君きみの事こと 愛あいしてると誓ちかいます

春はるが来きて僕ぼくたちは愛あいし合あった
僕ぼくたちにしか聞きこえない声こえで
誰だれもいない楽園らくえんの外そとの世界せかい
君きみと僕ぼく同おなじ天使てんしになった