山やまの乙女おとめロザリア ひとりさびしき山小屋やまごやの
貧まずしきその身みはひとすじに 愛あいのまことを
すずらん香かおる山陰さんいんの
谷間たにまに春はるの訪おとずれなわば
あわれ小ちいさなその胸むねに 恋こいの花はな咲さく
清きよき夏なつの朝あしたに 山やまに傷きずつく若者わかものも
永久とわのねむりにつけるをも 風かぜは伝つたえぬ
乙女おとめのうれい星ほしは知しる
今宵こよい山やまの頂いただきに
青あおくやさしく輝かがやきて そっといたわる
あわれ山やまのロザリア 雪ゆきと氷こおりの奥深おくふかく
恋こいせし者もののあとを追おう 春はるにそむきて
逝ゆける乙女おとめの胸むねのうち
すずらん知しるや知しらずや
今いまも五月さつきの山肌やまはだに 真白まっしろきその花はなを
山yamaのno乙女otomeロザリアrozaria ひとりさびしきhitorisabishiki山小屋yamagoyaのno
貧mazuしきそのshikisono身miはひとすじにhahitosujini 愛aiのまことをnomakotowo
すずらんsuzuran香kaoるru山陰saninのno
谷間tanimaにni春haruのno訪otozureなわばnawaba
あわれaware小chiiさなそのsanasono胸muneにni 恋koiのno花hana咲saくku
清kiyoきki夏natsuのno朝ashitaにni 山yamaにni傷kizuつくtsuku若者wakamonoもmo
永久towaのねむりにつけるをもnonemurinitsukeruwomo 風kazeはha伝tsutaえぬenu
乙女otomeのうれいnourei星hoshiはha知shiるru
今宵koyoi山yamaのno頂itadaきにkini
青aoくやさしくkuyasashiku輝kagayaきてkite そっといたわるsottoitawaru
あわれaware山yamaのnoロザリアrozaria 雪yukiとto氷kooriのno奥深okufukaくku
恋koiせしseshi者monoのあとをnoatowo追oうu 春haruにそむきてnisomukite
逝yuけるkeru乙女otomeのno胸muneのうちnouchi
すずらんsuzuran知shiるやruya知shiらずやrazuya
今imaもmo五月satsukiのno山肌yamahadaにni 真白masshiroきそのkisono花hanaをwo