時代じだいおくれの 男おとこの匂におい
暗くらいその眸ひとみが 気きにかかる
遠とおく哭なくのは 汽笛きてきか吹雪ふぶきか
人ひとが人ひと恋こう 流行歌りゅうこうかに似にて
胸むねを揺ゆさぶる
根室ねむろ 厚岸あっけし 氷雪ひょうせつ原野げんや
あなた使つかった 名残なごり湯ゆなのね
滴しずくなぞって ひとり言ごと
どうせ訳わけあり 一ひとつや二ふたつ
春はるが来くるまで そばに居いて
からだ火ひとなる
羅臼らうす 網走あばしり 氷雪ひょうせつ原野げんや
うしろ姿すがたが やりきれないわ
世話せわになったと 言いい出だしそうで
下くだり最終さいしゅう 男おとこと女おんな
雪ゆきの砂漠さばくは つづいても
ついてゆきたい
宗谷そうや 紋別もんべつ 氷雪ひょうせつ原野げんや
時代jidaiおくれのokureno 男otokoのno匂nioいi
暗kuraいそのisono眸hitomiがga 気kiにかかるnikakaru
遠tooくku哭naくのはkunoha 汽笛kitekiかka吹雪fubukiかka
人hitoがga人hito恋koうu 流行歌ryuukoukaにni似niてte
胸muneをwo揺yuさぶるsaburu
根室nemuro 厚岸akkeshi 氷雪hyousetsu原野genya
あなたanata使tsukaったtta 名残nagoりri湯yuなのねnanone
滴shizukuなぞってnazotte ひとりhitori言goto
どうせdouse訳wakeありari 一hitoつやtsuya二futaつtsu
春haruがga来kuるまでrumade そばにsobani居iてte
からだkarada火hiとなるtonaru
羅臼rausu 網走abashiri 氷雪hyousetsu原野genya
うしろushiro姿sugataがga やりきれないわyarikirenaiwa
世話sewaになったとninattato 言iいi出daしそうでshisoude
下kudaりri最終saisyuu 男otokoとto女onna
雪yukiのno砂漠sabakuはha つづいてもtsuduitemo
ついてゆきたいtsuiteyukitai
宗谷souya 紋別monbetsu 氷雪hyousetsu原野genya