きみが泣なくから 海うみが泣なく
海うみが泣なくから 月つきも泣なく
忍しのび酒ざけ汲くむ 稲取いなとり岬みさき
傷きずを重かさねて ああ 夢ゆめに酔よう
岩いわにしみこむ しぶきより
咲さいてはかない 悲恋ひれん花ばな
そっと見みせあう 手てのひらふたつ
添そえぬ運命さだめと ああ 書かいてある
あじのたたきに 紫蘇しその葉はを
添そえて差さし出だす 白しろい指ゆび
胸むねにひきよせ 頬ほおずりしても
涙なみだ切きれない ああ 伊豆いずの宿やど
きみがkimiga泣naくからkukara 海umiがga泣naくku
海umiがga泣naくからkukara 月tsukiもmo泣naくku
忍shinoびbi酒zake汲kuむmu 稲取inatori岬misaki
傷kizuをwo重kasaねてnete ああaa 夢yumeにni酔yoうu
岩iwaにしみこむnishimikomu しぶきよりshibukiyori
咲saいてはかないitehakanai 悲恋hiren花bana
そっとsotto見miせあうseau 手teのひらふたつnohirafutatsu
添soえぬenu運命sadameとto ああaa 書kaいてあるitearu
あじのたたきにajinotatakini 紫蘇shisoのno葉haをwo
添soえてete差saしshi出daすsu 白shiroいi指yubi
胸muneにひきよせnihikiyose 頬hooずりしてもzurishitemo
涙namida切kiれないrenai ああaa 伊豆izuのno宿yado