親父おやじが船長せんちょうで 伜せがれのおれが
網あみをあずかる 漁労長ぎょろうちょう
そら引ひけ ぐっと引ひけ もたもたするな
怒鳴どなる素振そぶりも どことなく
似にてくるもんだぜ 親子おやこ船せん
おまえにゃ負まけぬと 粋いきがる親父おやじ
無理むりをするなと とめる俺おれ
荒あら灘なだ暮ぐらしの 捲まき網船あみせんの
銹さびた錨いかりが 待まちのぞむ
根室ねむろは はるかな 波なみの涯はてて
つららを砕くだいて ロックで飲のめば
白しろい吹雪ふぶきの 花はなが舞まう
二に代目だいめ船長せんちょう 襲名披露しゅうめいひろう
そんなつもりで 北きたの海うみ
男おとこの墓場はかばさ 悔くいはない
親父oyajiがga船長senchouでde 伜segareのおれがnoorega
網amiをあずかるwoazukaru 漁労長gyorouchou
そらsora引hiけke ぐっとgutto引hiけke もたもたするなmotamotasuruna
怒鳴donaるru素振sobuりもrimo どことなくdokotonaku
似niてくるもんだぜtekurumondaze 親子oyako船sen
おまえにゃomaenya負maけぬとkenuto 粋ikiがるgaru親父oyaji
無理muriをするなとwosurunato とめるtomeru俺ore
荒ara灘nada暮guらしのrashino 捲maki網船amisenのno
銹saびたbita錨ikariがga 待maちのぞむchinozomu
根室nemuroはha はるかなharukana 波namiのno涯hateてte
つららをtsurarawo砕kudaいてite ロックrokkuでde飲noめばmeba
白shiroいi吹雪fubukiのno 花hanaがga舞maうu
二ni代目daime船長senchou 襲名披露syuumeihirou
そんなつもりでsonnatsumoride 北kitaのno海umi
男otokoのno墓場hakabaさsa 悔kuいはないihanai