波なみと岩いわとの 喧嘩けんか場ば岬みさき
本州ほんしゅう南端みなみはた 潮岬しおのみさきよ
男おとこだったら 後あとには引ひけぬ
賭かけもあるのさ 一生いっしょうに一度いちど
躍おどれ黒潮くろしお 熊野くまの灘なだ
那智なちの火祭ひまつり 真夏まなつを焦こがし
汗あせがとばしる ああ鬼ヶ城おにがじょう
俺おれの門出かどでを 祝いわってくれる
熊野くまの三山さんざん 山やままた山やまが
はるか広ひろがる 熊野くまの灘なだ
命いのちまるごと 鯨くじらに乗のって
海うみを塒ねぐらに 暴あばれた話はなし
聞きいて育そだった 紀州きしゅうの男おとこ
だからどでかい 望のぞみを腹はらに
生いきて行いくのさ 熊野くまの灘なだ
波namiとto岩iwaとのtono 喧嘩kenka場ba岬misaki
本州honsyuu南端minamihata 潮岬shionomisakiよyo
男otokoだったらdattara 後atoにはniha引hiけぬkenu
賭kaけもあるのさkemoarunosa 一生issyouにni一度ichido
躍odoれre黒潮kuroshio 熊野kumano灘nada
那智nachiのno火祭himatsuりri 真夏manatsuをwo焦koがしgashi
汗aseがとばしるgatobashiru ああaa鬼ヶ城onigajou
俺oreのno門出kadodeをwo 祝iwaってくれるttekureru
熊野kumano三山sanzan 山yamaまたmata山yamaがga
はるかharuka広hiroがるgaru 熊野kumano灘nada
命inochiまるごとmarugoto 鯨kujiraにni乗noってtte
海umiをwo塒neguraにni 暴abaれたreta話hanashi
聞kiいてite育sodaったtta 紀州kisyuuのno男otoko
だからどでかいdakaradodekai 望nozoみをmiwo腹haraにni
生iきてkite行iくのさkunosa 熊野kumano灘nada