生うまれたときから 吹ふいていた
山背やませの風かぜだ 荒あらくれだ
ここは下北しもきた イカ釣つり舟ぶねに
命いのちあずけた若者わかものが
親おやのこころを 継つぐ港みなと
波止場はとばの近ちかくの 呑のみ屋やでは
お立たちの酒さけが 売うり切きれだ
横よこに倒たおした 五合ごごう徳利とっくり
マイク代かわりに だきしめて
別わかれ歌うたなど 聞きかす奴やつ
嵐あらしが噛かぶった 傷跡きずあとを
ペンキで癒いやす 暇ひまもない
海うみの機嫌きげんが 変かわらぬうちに
行いこか尻屋しりやの 沖おきあたり
霧きりもほどけて イカ日和びより
生uまれたときからmaretatokikara 吹fuいていたiteita
山背yamaseのno風kazeだda 荒araくれだkureda
ここはkokoha下北shimokita イカika釣tsuりri舟buneにni
命inochiあずけたazuketa若者wakamonoがga
親oyaのこころをnokokorowo 継tsuぐgu港minato
波止場hatobaのno近chikaくのkuno 呑noみmi屋yaではdeha
おo立taちのchino酒sakeがga 売uりri切kiれだreda
横yokoにni倒taoしたshita 五合gogou徳利tokkuri
マイクmaiku代kawaりにrini だきしめてdakishimete
別wakaれre歌utaなどnado 聞kiかすkasu奴yatsu
嵐arashiがga噛kabuったtta 傷跡kizuatoをwo
ペンキpenkiでde癒iやすyasu 暇himaもないmonai
海umiのno機嫌kigenがga 変kaわらぬうちにwaranuuchini
行iこかkoka尻屋shiriyaのno 沖okiあたりatari
霧kiriもほどけてmohodokete イカika日和biyori