苦労くろうくの字じに 小枝こえだを曲まげて
雪ゆきを着きて咲さく 梅うめの花はな
命いのちかけなきゃ 花はなにはなれぬ
そんな意気地いくじが 香こうに匂におう
戴いただくわ、その魂こころ
私わたしも雪ゆきに 咲さく女おんな
くずだ ちょろだと 叱しかってくれる
人ひとが居いたから 今日きょうがある
こんな私わたしに 望のぞみをかける
こわい師匠ししょうの 親おやごころ
ありがとう しあわせよ
背中せなかをおがむ 雪明ゆきあかり
耐たえた者ものほど やさしく生いきる
しだれ紅梅こうばい 見みて思おもう
春はるに先さきがけ 咲さく一輪いちりんの
花はなの姿すがたに 励はげまされ
たおやかに 凛々りんりんと
さだめの雪ゆきを 踏ふみしめる
苦労kurouくのkuno字jiにni 小枝koedaをwo曲maげてgete
雪yukiをwo着kiてte咲saくku 梅umeのno花hana
命inochiかけなきゃkakenakya 花hanaにはなれぬnihanarenu
そんなsonna意気地ikujiがga 香kouにni匂nioうu
戴itadaくわkuwa、そのsono魂kokoro
私watashiもmo雪yukiにni 咲saくku女onna
くずだkuzuda ちょろだとchorodato 叱shikaってくれるttekureru
人hitoがga居iたからtakara 今日kyouがあるgaaru
こんなkonna私watashiにni 望nozoみをかけるmiwokakeru
こわいkowai師匠shisyouのno 親oyaごころgokoro
ありがとうarigatou しあわせよshiawaseyo
背中senakaをおがむwoogamu 雪明yukiaかりkari
耐taえたeta者monoほどhodo やさしくyasashiku生iきるkiru
しだれshidare紅梅koubai 見miてte思omoうu
春haruにni先sakiがけgake 咲saくku一輪ichirinのno
花hanaのno姿sugataにni 励hageまされmasare
たおやかにtaoyakani 凛々rinrinとto
さだめのsadameno雪yukiをwo 踏fuみしめるmishimeru