雪ゆきは下したから 舞まい上あがり
赤あかい裳裾もすそに まといつく
太棹ふとざお三味線しゃみせん 女おんなの旅路たびじ
燃もえるくすぶる はじける愚図ぐずる
離はなれられない 男ひとがいる
じょんからじょんから わかって欲ほしい
バチの乱みだれは 気きの乱みだれ
別わかれ言葉ことばは 言いわせない
深ふかみにはまった 女おんなの弱よわみ
男おとこごころは 風かぜより軽かるい
月つきにかくれて されるまま
じょんからじょんから 哭なかせて欲ほしい
鉛色なまりいろした 空そらの色いろ
春はるは私わたしにゃ 遠とおすぎる
太棹ふとざおたたけば 糸いとさえ切きれる
憎にくいいとしい せつない辛つらい
指ゆびにからまる 女節めぶし
じょんからじょんから あんたが欲ほしい
雪yukiはha下shitaからkara 舞maいi上aがりgari
赤akaいi裳裾mosusoにni まといつくmatoitsuku
太棹futozao三味線syamisen 女onnaのno旅路tabiji
燃moえるくすぶるerukusuburu はじけるhajikeru愚図guzuるru
離hanaれられないrerarenai 男hitoがいるgairu
じょんからじょんからjonkarajonkara わかってwakatte欲hoしいshii
バチbachiのno乱midaれはreha 気kiのno乱midaれre
別wakaれre言葉kotobaはha 言iわせないwasenai
深fukaみにはまったminihamatta 女onnaのno弱yowaみmi
男otokoごころはgokoroha 風kazeよりyori軽karuいi
月tsukiにかくれてnikakurete されるままsarerumama
じょんからじょんからjonkarajonkara 哭naかせてkasete欲hoしいshii
鉛色namariiroしたshita 空soraのno色iro
春haruはha私watashiにゃnya 遠tooすぎるsugiru
太棹futozaoたたけばtatakeba 糸itoさえsae切kiれるreru
憎nikuいいとしいiitoshii せつないsetsunai辛tsuraいi
指yubiにからまるnikaramaru 女節mebushi
じょんからじょんからjonkarajonkara あんたがantaga欲hoしいshii