サーモクライン 歌詞 ももすももす ドラマ「どうせもう逃げられない」エンディングテーマ ふりがな付

君きみが破やぶり捨すてた図鑑ずかん
夜更よふけのラフマニノフ
クールな猫ねこたちを背せに
かの地ちの果はてへと向むかう地図ちず

抜ぬけ道みちのない
半端はんぱな永遠えいえんでも
振ふり返かえらずに進すすんだ
燃もゆる鳥籠とりかごの夢ゆめ

渚なぎさに溶とかす絵画かいがと
サーモクラインの中なかへ
君きみの願ねがい事ごとが全すべて
叶かなったらさようならしよう

翼つばさをカモメに借かりて
大おおきな空そらを見みに行いけたら
雨雲あまぐもみたいな心こころも
やっと日ひの目めを見みるかな

全すべて灰色はいいろで塗ぬりつぶし
墜ついえたのなら
肌はだも睡ねむる騒さわぎかな
ああ退屈たいくつまで走はしりだす

覆くつがえる色いろ
凹凸おうとつと波なみの間まに
擦すり切きれて壊こわれていく
仰あおぐ空からっぽな愛あい

砂浜すなはまに残のこった言葉ことばは
サーモクラインの中なかへ
震ふるえる身体からだに触ふれたら
まるで陽炎かげろうの花火はなび

本当ほんとうはどこへだって
翔とべると知しっていたけれど
染そめ足たりない生いき足たりない
花瓶かびんに生いけた花はなみたい

跡形あとかたもなく消きえた日々ひび
誰だれも誰だれも信しんじられない
傷きずつくこともできるのは
天使てんしな生いき方かたなのかな

渚なぎさに溶とかす絵画かいがと
サーモクラインの中なかへ
君きみの願ねがい事ごとが全すべて
叶かなったらさようならしよう

翼つばさをカモメに借かりて
大おおきな空そらを見みに行いけたら
雨雲あまぐもみたいな心こころも
やっと日ひの目めを見みるから

その瞳ひとみ閉とざさないで