よみ:ほたるがり
蛍狩り 歌詞
友情
感動
恋愛
元気
結果
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
もがり笛ぶえが聞きこえた午前ごぜん0時じ。
こわくないよ、こわくないよ、こわくないよ。って言いった。
朝あさ起おきて、ぼくの顔かお思おもい出だせなくて、紙切かみきれに、震ふるえを刻きざんだ。
さようなら、さようなら、さようなら、さようなら。
処刑しょけい台だいに浮うかんだ蛍ほたる。
あした死しんでしまうぼくはその緑みどりに溶とけてしまいそうだ。
川かわが近ちかいのか。幻まぼろしなのか。蛍ほたるの踊おどりがぼくを誘さそった。
汚よごれた布切ぬのきれを身みに纏まとってから、もう18年ねんものあいだ息いきをしているぼくは、
裸はだかの姿すがたのまま美うつくしく揺ゆれて、数すう日間じつかん息いきをしたきみを。
この薄汚うすよごれたぼくの両手りょうてで捕つかまえて、柔やわらかく握にぎってみせた。
ぼくは明日あしたの夜よるここで死しんでいるらしいし、
きみも輝かがやきをなくして、朽くち果はてた杯はいの姿すがたになっているんだろうな。
ぼくは家畜かちくの肥料ひりょうにでもなるだろう。
きみは大地だいちの養分ようぶんにでもなるんだ。
輝かがやきを放はなて。輝かがやきを放はなて。裸はだかになった人間にんげんは唄うたうことができるんだ。
輝かがやきを放はなて。輝かがやきを放はなて。裸はだかになった人間にんげんは笑わらうことができるんだ。
ぼくは死しぬことが怖こわくなってしまった。せめて大人おとなになりたかったんだ。
薄汚うすよごれた布切ぬのきれにも放はなつ光ひかりはあるのか。光ひかりはなくとも、輝かがやきはあるのか。
きみみたいな終おわり方かたをしたい。
夜よるが明あけて、きみの光ひかりが見みえなくなったとき、
次つぎはぼくの番ばんだ。
輝かがやきを放はなて。
こわくないよ、こわくないよ、こわくないよ。って言いった。
朝あさ起おきて、ぼくの顔かお思おもい出だせなくて、紙切かみきれに、震ふるえを刻きざんだ。
さようなら、さようなら、さようなら、さようなら。
処刑しょけい台だいに浮うかんだ蛍ほたる。
あした死しんでしまうぼくはその緑みどりに溶とけてしまいそうだ。
川かわが近ちかいのか。幻まぼろしなのか。蛍ほたるの踊おどりがぼくを誘さそった。
汚よごれた布切ぬのきれを身みに纏まとってから、もう18年ねんものあいだ息いきをしているぼくは、
裸はだかの姿すがたのまま美うつくしく揺ゆれて、数すう日間じつかん息いきをしたきみを。
この薄汚うすよごれたぼくの両手りょうてで捕つかまえて、柔やわらかく握にぎってみせた。
ぼくは明日あしたの夜よるここで死しんでいるらしいし、
きみも輝かがやきをなくして、朽くち果はてた杯はいの姿すがたになっているんだろうな。
ぼくは家畜かちくの肥料ひりょうにでもなるだろう。
きみは大地だいちの養分ようぶんにでもなるんだ。
輝かがやきを放はなて。輝かがやきを放はなて。裸はだかになった人間にんげんは唄うたうことができるんだ。
輝かがやきを放はなて。輝かがやきを放はなて。裸はだかになった人間にんげんは笑わらうことができるんだ。
ぼくは死しぬことが怖こわくなってしまった。せめて大人おとなになりたかったんだ。
薄汚うすよごれた布切ぬのきれにも放はなつ光ひかりはあるのか。光ひかりはなくとも、輝かがやきはあるのか。
きみみたいな終おわり方かたをしたい。
夜よるが明あけて、きみの光ひかりが見みえなくなったとき、
次つぎはぼくの番ばんだ。
輝かがやきを放はなて。