アンティークトロフィー 歌詞 シナリオアート ふりがな付

東京とうきょうの まばゆい光ひかり
君きみを照てらして 僕ぼくを陰かげらす
栄光えいこうの アンティークトロフィー
輝かがやきなんて 面影おもかげもない

あの頃ころの僕ぼくは 真まっ直すぐだった
無邪気むじゃきな夢ゆめの中なか 心こころ躍おどらせて

ユートピア探さがして 夜よるを彷徨さまよう
窓まどに映うつる姿すがた 本当ほんとうと嘘うその間あいだ
戻もどれない過去かこに 馳はせる想おもい
セピア色いろの記憶きおく 薄うすれゆく

たそがれに 朝食ちょうしょく並ならべ
最終回さいしゅうかいの ドラマを見みる
美うつくしい ハッピーエンドだ
エンドロールの 先さきを映うつして

あの頃ころの僕ぼくに 見みせたくないな
錆さびついた理想りそうに 囚とらわれた僕ぼくを

青色あおいろの空そら 静寂せいじゃくの湖みずうみ
窓まどから手てを出だした 信号しんごうのないドライブ
ステレオに合あわせて 思おもい切きり歌うたった
あの日ひの溢あふれる希望きぼうに包つつまれたい

願ねがっても 帰かえる場所ばしょはない
過去かこを火ひに焚くべ 明日あすを灯ともして

ユートピア探さがして 夜よるを彷徨さまよう
震ふるえる背中せなか 触ふれた 暖あたたかい風かぜ
探さがし続つづけたものは 内うちなる海うみに
気きが付つくと朝日あさひ射さす 新あたらしい世界せかい

与あたえられた栄光えいこう いずれ錆さびてゆく
ゴールテープの後あとにも人生じんせいは続つづいて 続つづいてく
幸福こうふくの創造そうぞう 自みずから始はじめる
今日きょうも生いき抜ぬいたね そんなトロフィーを