What time is it?～時間とは何?～ 歌詞 あべりょう ふりがな付

街まちの真まん中なかにある 煉瓦造れんがづくりの時計とけい台だいに 忍しのび込こみ
正午しょうごに鳴なるはずの 鐘かねを 深夜しんや0時ときに 鳴ならす イタズラをし
午後ごご5時じ知しらせる 「夕焼ゆうやけ小焼こやけ」の 防災ぼうさい無線むせんを
ハックし 午前ごぜん5時ときに鳴ならす 認知にんち的てき不ふ協和きょうわを 楽たのしんだ

月食げっしょくで 月つきの後うしろの 見みえないはずの星ほしが 見みえるのは
星ほしの時間じかん 伝つたえる光ひかり 月つきの重力じゅうりょくで 迂回うかいするから
時間じかんと不可分ふかぶん一体いったいな 空間くうかんも 重力じゅうりょくで歪ゆがむから
時間じかんも一緒いっしょに伸のびて 時計とけいが遅おくれ 時間じかんが遅おそれ
昨日きのうが今日きょう見みえる 月つきと太陽たいようが仕組しくむ イタズラ

時間じかんは 観測者かんそくしゃごとに 存在そんざいし 観測者かんそくしゃの運動うんどうでも
進すすんだり 遅おくれたりして 変化へんかするという 歪ゆがみを計算けいさんし
軌道きどうの違ちがう 観測かんそく衛星えいせいごとの 遅おくれを予測よそく 修正しゅうせいし
GPS動うごかし Googleマップが キミの居場所いばしょを 伝つたえる

時間じかんは 過去かこから未来みらいに流ながれ その記憶きおくだけが 存在そんざいした証あかし
見みえる物質ぶっしつは 手てでつかめる存在そんざい 時間じかんは 触ふれられない存在そんざい
空そら間まがなきゃ モノの変化へんか起おきず 時ときの流ながれも 感かんじない
だから 時間じかんと空間くうかんは 不可分ふかぶん一体いったいの時空間じくうかん

ヒトは 身近みぢかに実感じっかんできるモノを 頼たよりに 理解りかいして それを元もとに予測よそく
目めで見みるものが ホントとは限かぎらないと アインシュタインが言いい
それから半世紀はんせいき
観測かんそく技術ぎじゅつが進すすみ 肉眼にくがんで見みえないモノが 見みえ始はじめ
理解りかいの目めの粗あらさも 見みえ さらなる 理解りかいを深ふかめてく

実感じっかんできる物質ぶっしつと 記憶きおくだけ軸じくに 空間くうかんと時間じかんを
同時どうじに認知にんちし 時空じくうに統合とうごうしてきた ヒトが観測かんそくする
月つきが沈しずんで 太陽たいようが昇のぼって 今日きょうが終おわり 明日あしたが来くる
ボクの時空じくうも 伸のび縮ちぢみしながら 置おいてかれぬよう 付ついてく