故郷の風になれ 歌詞 金沢賢一 ふりがな付

潮風しおかぜが髪かみを揺ゆらす
おかえりと頬ほおをなでる
傷きずついた心こころ抱いだいて
ただ一人ひとり汽車きしゃに乗のりここに来きた
恋こいは燃もえたらいつか消きえると
子供こどもみたいに泣なけばきっと涙なみだも乾かわく
だから泣なくだけ泣ないて
今いまはただ故ふる郷さとの風かぜになれ

キラキラと光ひかる海うみを
海鳥うみどりが渡わたってゆく
変かわらない景色けしきたちが
穏おだやかなあの頃ころを連つれてくる
人じんを愛あいして人ひとを信しんじて
笑わらって暮くらしていた
子猫こねこみたいに眠ねむりゃきっと心こころも晴はれる
だから昨日きのうは捨すてて
今いまはただ故ふる郷さとの風かぜになれ

朝あさになったら違ちがう明日あしたが
私わたしを待まってるから
カモメみたいにきっと高たかく大空おおぞら飛とべる
だから涙なみだは拭ふいて
今いまはただ故ふる郷さとの風かぜになれ