燦あきら、と目めを突つく 光線こうせんが
浅あさく夕立ゆうだちを 絶たった跡あと
透すいた瞼まぶたで 浮ういている
網膜もうまくの奥おくで 夏なつを呼よぶ
さんざめく様ような 残響ざんきょうが
もう、耳鳴みみなりに なった頃ころ
火照ほてった手てと手てが 浮ういている
繋つなごうなんて しないまま
忘わすれたくたって
忘わすれらんない 日々ひびのこと
そう、いつも
そう、いつも
思おもい出だしている
眩々々々くらくらくらくら 西明にしあかりが
影かげを 遠とおく遠とおく 暈ぼかしていく
「しゃあないな」って 目めを伏ふせて
大人振おとなぶって しまう様ような
「大嫌だいきらい」が 手ての中なかで
呪のろいみたいに 疼うずいている
「バイバイ」なんて 手てを振ふって
放ひり出だして しまったんだ
メロディに 溶とけていく
夕日ゆうひみたいに 燃もえている
凪なぐ 噪そうぐ 干上ひあがる 戸惑とまどう 茹ゆだっていく
知しれ無ない 歪いびつな頭あたまの中なか
躊躇ためらう 言葉ことば 吹ふき曝さらして
野暮天やぼてんな風かぜが 髪かみを撫なでる
気きがつけば 情景じょうけいも
もう置おき去ざりになった頃ころ
あぁ、あの日ひから一向いっこうに
何なにの一ひとつも 言いえないまま
思おもい出だせそうで
辿たどれない 今日きょうのこと
もう、いくつも
もう、いくつも
錆さびついている
眩々々々くらくらくらくら 君きみの知しらない 日々ひびを
一ひとつ一ひとつ 焦こがしていく
「バイバイ、じゃあね」 手てを振ふって
忘わすれちゃえば 良よかったんだ
「しゃあないな」って 目めを伏ふせて
捨すてちゃえば 良よかったんだ
手てと手てが 離はなれたあと
夕日ゆうひになった 私わたしたちは
「大嫌だいきらい」が 胸むねの中なかで
呪のろいみたいに 疼うずいている
メロディが 溶とけていく
不意ふいに ポロッと落おちていく
後悔こうかいが 夏なつの空そらで
きっと今いまも 燃もえている
燦akira、とto目meをwo突tsuくku 光線kousenがga
浅asaくku夕立yuudachiをwo 絶taったtta跡ato
透suいたita瞼mabutaでde 浮uいているiteiru
網膜moumakuのno奥okuでde 夏natsuをwo呼yoぶbu
さんざめくsanzameku様youなna 残響zankyouがga
もうmou、耳鳴miminaりにrini なったnatta頃koro
火照hoteったtta手teとto手teがga 浮uいているiteiru
繋tsunaごうなんてgounante しないままshinaimama
忘wasuれたくたってretakutatte
忘wasuれらんないrerannai 日々hibiのことnokoto
そうsou、いつもitsumo
そうsou、いつもitsumo
思omoいi出daしているshiteiru
眩々々々kurakurakurakura 西明nishiaかりがkariga
影kageをwo 遠tooくku遠tooくku 暈bokaしていくshiteiku
「しゃあないなsyaanaina」ってtte 目meをwo伏fuせてsete
大人振otonabuってtte しまうshimau様youなna
「大嫌daikiraいi」がga 手teのno中nakaでde
呪noroいみたいにimitaini 疼uzuいているiteiru
「バイバイbaibai」なんてnante 手teをwo振fuってtte
放hiりri出daしてshite しまったんだshimattanda
メロディmerodiにni 溶toけていくketeiku
夕日yuuhiみたいにmitaini 燃moえているeteiru
凪naぐgu 噪souぐgu 干上hiaがるgaru 戸惑tomadoうu 茹yudaっていくtteiku
知shiれre無naいi 歪ibitsuなna頭atamaのno中naka
躊躇tameraうu 言葉kotoba 吹fuきki曝saraしてshite
野暮天yabotenなna風kazeがga 髪kamiをwo撫naでるderu
気kiがつけばgatsukeba 情景joukeiもmo
もうmou置oきki去zaりになったrininatta頃koro
あぁaa、あのano日hiからkara一向ikkouにni
何naniのno一hitoつもtsumo 言iえないままenaimama
思omoいi出daせそうでsesoude
辿tadoれないrenai 今日kyouのことnokoto
もうmou、いくつもikutsumo
もうmou、いくつもikutsumo
錆saびついているbitsuiteiru
眩々々々kurakurakurakura 君kimiのno知shiらないranai 日々hibiをwo
一hitoつtsu一hitoつtsu 焦koがしていくgashiteiku
「バイバイbaibai、じゃあねjaane」 手teをwo振fuってtte
忘wasuれちゃえばrechaeba 良yoかったんだkattanda
「しゃあないなsyaanaina」ってtte 目meをwo伏fuせてsete
捨suてちゃえばtechaeba 良yoかったんだkattanda
手teとto手teがga 離hanaれたあとretaato
夕日yuuhiになったninatta 私watashiたちはtachiha
「大嫌daikiraいi」がga 胸muneのno中nakaでde
呪noroいみたいにimitaini 疼uzuいているiteiru
メロディmerodiがga 溶toけていくketeiku
不意fuiにni ポロッporoxtuとto落oちていくchiteiku
後悔koukaiがga 夏natsuのno空soraでde
きっとkitto今imaもmo 燃moえているeteiru