嘘が甘いから 歌詞 Karin. ふりがな付

普通ふつうの人ひとになれたとして
どんな人生じんせいを送おくるんだろう
結局けっきょく一人ひとりは変かわらないと
勝手がってに落おち込こむんだろう

僕ぼくの生いき方かたを知しったようでいて
本当ほんとうは僕ぼくの何なにを知しってるんだよ
あぁ、また歳としを重かさねて
言いいたかったことが言いえないようになってて

正ただしいって何なにの価値かちなんだろう
今いまの僕ぼくをただ見みてほしかったのに
「未来みらいの僕ぼくの為ため」と言いって君きみはいつもそうやって
僕ぼくの中なかで反射はんしゃしている
君きみの意見いけんを僕ぼくも思おもってるように言いって
誰だれかが造つくり上あげた僕ぼくが今日きょうもずっと
一人ひとりで答こたえを探さがしている

本物ほんものの優やさしさよりもさ
嘘うその優やさしさの方ほうがずっと
愛あいを感かんじるのは何故なぜだろう
答こたえなんか知しりたくない

あの時とき何なにを言いえば良よかったの?
心無こころない言葉ことばでも良よかったの?
今いまでも思おもい出だすのは
躊躇ためらいの息いきをする君きみだった

「悲かなしい」って君きみが言いったんだろう
それなのに僕ぼくが引ひきずってるような目めで
僕ぼくをただ見みてたのに
今いまになって手てを差さし伸のべて
正ただしさや浅あさはかだってさ
自分じぶんが受うけ取とれなかったもので
今いまは僕ぼくにしかわからない
明日あしたがあるってことを自分じぶんで伝つたえたいな

正ただしいって何なにの価値かちなんだろう
君きみは僕ぼくの何なにを知しってるんだよ
なんてまた誰だれか傷きずつけて
本当ほんとうの僕ぼくはどこに行いったの?

「悲かなしい」って君きみが言いったんだろう
今いまさら別わかれを惜おしむようにさ
どんなものを持もち合あわせても
生うまれてきた僕ぼくをただ見みてほしい
正ただしさや浅あさはかだってさ
君きみが見みた景色けしきでしかないんだろう
今いまは僕ぼくにしかわからない
明日あしたがあるってことを自分じぶんで伝つたえたいな

「普通ふつうの人ひとになりたかったな」
君きみは泣なき顔がおでそっと口くちずさむ
きっと僕等ぼくらなら大丈夫だいじょうぶ
どうかそのままでいてね