Diamond Dust feat.EXILE SHOKICHI 歌詞 佐藤広大 読売テレビ・日本テレビ系 情報ライブ ミヤネ屋 エンディングテーマ ふりがな付

「Diamond Dust feat.EXILE SHOKICHI」Liner Notes＊
~夢を目指す全ての人へ。彼の歌声とメッセージは、大きな勇気となるはずだ。~

地元、北海道で活動し、ボランティアなどにも積極的に参加するシンガ―、佐藤広大。彼の濃く深い人生経験が 歌詞となり、メロディとなり伝わってくる楽曲は、聴き手の心をしっかりと掴み、離すことを許さない。

彼が本格的にシンガーになるという夢を目指したのは、大学生の頃。 当時は入学式で出会った親友と共に、ステージも音響さえも整っていないクラブで歌い、将来、大きなステージで 歌うことを夢見て活動をつづけた。そして、その親友と一緒に受けたオーディションが、あのEXILEのボーカル オーディション。そこで、その親友はスターへの切符を手にし、佐藤本人はそのチャンスを手にすることが出来なかった。その親友こそ、現在もEXILEとして一線で活躍するSHOKICHIである。

「自分が相方だと思っていた親友が、先に夢を掴んだのはすごく嬉しいし喜ばしいこと。でも、どこかで素直に 喜べない自分もいて、自分の夢に対し自暴自棄になり、自分の運命さえも恨み、音楽を嫌いになろうと思った こともありました。でも、あるときSHOKICHIは、僕に「夢は叶うから諦めないで」というメールをくれたんです。 その時に、自分だけが卑屈になっていることに気づいたんですよね。この瞬間、自分はいい意味でいろんな呪縛から 吹っ切ることができ、まずは北海道で実力をつけ、いつか同じステージに立とうと決意することができたんです」

それから10年近く、彼は北海道で地道に活動を続け、ついに、メジャーデビューを自分の手でつかみ取った。 そのタイミングで、SHOKICHIは作詞を手掛けた『Diamond Dust』を佐藤にプレゼントしたという。

「歌詞の中には、彼からの視点で僕の苦節10数年を綴ってくれていたんです。普段は恥ずかしくて素直になれない から、こんなことは言えないけど、僕のことを思っていてくれた気持ちがすごく伝わってきたんですよね。 まるで10数年ぶりの手紙をもらったようでした」

佐藤自身、レコーディング中は、あまりのメッセージの強さに号泣してしまったという。実はこの曲に、SHOKICHI 自身もデュエットという形で参加している。 「最初は僕だけが歌うはずだったんですが、曲が完成したら“俺も歌いたい”って言い出して（笑）。 でも、2人で歌うことによって、やっと2人が当時目指していた夢を実現させられた気がしたんです。 夢を目指している人、夢を探している人、すべての人に聞いてもらいたい曲になりました」

彼は諦めずに、夢を目指し、そしてやっと、時には憎んだ大好きな親友と同じ舞台に立つことができた。だからこ そ、わかったことがある。 「諦めずに、前に進めば、必ず夢は叶うということを、いまになって実感しているんです。ただ、かなった途端、それは スタートになり、さらに大きな夢ができるんですよね。きっとこれからもその繰り返し。 これからもすべてのことを諦めず、前に進み続けたいと思います」

夢を目指す全ての人へ。彼の歌声とメッセージは、大きな勇気となるはずだ。

文／吉田可奈