なにがなにして
なんとやら
唄うたの文句もんくじゃ
ないけれど
男一匹おとこいっぴき この身体からだ
何処どこで咲さこうと
散ちろうとも
なんのこの世よに
未練みれんはないが
故郷くにに残のこした
お袋ふくろにゃ
苦労くろう 苦労くろうのかけ通どおし
“おっ母かさーん”
馬鹿ばかなせがれが
ア、アンアーン…
詫わびている
なにがなにして
なんとやら
いろはかるたじゃ
ないけれど
二度にどと戻もどらぬ 人生じんせいを
我身一人わがみひとりの 為ためにだけ
歩あるく男おとこに
なりたくないさ
影かげを叱しかって
越こえてゆく
無情むじょう 無情むじょうの泪坂なみだざか
“おっ母かさーん”
負まけはしないさ
ア、ア、アーン…
俺おれはやる
なにがなにして
なんとやら
浪花節なにわぶしでは
ないけれど
一度決いちどきめたら
やり通とおす
たとえ世間せけんが
変かわれども
涙なみだなんかは
だらしがないぜ
弱音よわねはいてちゃ
生いきられぬ
我慢がまん 我慢がまんさ夢ゆめじゃない
“おっ母かさーん”
今いまに花咲はなさく
ア、アン、アー…
春はるが来くる
なにがなにしてnanigananishite
なんとやらnantoyara
唄utaのno文句monkuじゃja
ないけれどnaikeredo
男一匹otokoippiki このkono身体karada
何処dokoでde咲saこうとkouto
散chiろうともroutomo
なんのこのnannokono世yoにni
未練mirenはないがhanaiga
故郷kuniにni残nokoしたshita
おo袋fukuroにゃnya
苦労kurou 苦労kurouのかけnokake通dooしshi
“おっoxtu母kaさsaーんn”
馬鹿bakaなせがれがnasegarega
アa、アンアanaーンn…
詫waびているbiteiru
なにがなにしてnanigananishite
なんとやらnantoyara
いろはかるたじゃirohakarutaja
ないけれどnaikeredo
二度nidoとto戻modoらぬranu 人生jinseiをwo
我身一人wagamihitoriのno 為tameにだけnidake
歩aruくku男otokoにni
なりたくないさnaritakunaisa
影kageをwo叱shikaってtte
越koえてゆくeteyuku
無情mujou 無情mujouのno泪坂namidazaka
“おっoxtu母kaさsaーんn”
負maけはしないさkehashinaisa
アa、アa、アaーンn…
俺oreはやるhayaru
なにがなにしてnanigananishite
なんとやらnantoyara
浪花節naniwabushiではdeha
ないけれどnaikeredo
一度決ichidokiめたらmetara
やりyari通tooすsu
たとえtatoe世間sekenがga
変kaわれどもwaredomo
涙namidaなんかはnankaha
だらしがないぜdarashiganaize
弱音yowaneはいてちゃhaitecha
生iきられぬkirarenu
我慢gaman 我慢gamanさsa夢yumeじゃないjanai
“おっoxtu母kaさsaーんn”
今imaにni花咲hanasaくku
アa、アンan、アaー…
春haruがga来kuるru