汽車きしゃを降おりたら
赤あかい灯ひひとつ
風かぜにこぼれる
ここは港町みなとまち
鞄かばんにあなたの
想おもい出でつめて
待まつだけのくらしを
捨すてにきました
旅たびの途中とちゅうで
女おんながひとり
辛口からくちの酒さけをのむ
別わかれの旅路たびじ
岬みさきはずれの
ちいさな宿やどで
ちがう生いき方かた
考かんがえています
木枯こがらしまじりの
海鳴うみなりきけば
さみしさの深ふかさに
胸むねが泣なきます
つらい苦くるしい
あなたのことが
好すきだから恋こいしくて
なみだの旅路たびじ
夜明よあけまじかの
さいはて港みなと
今日きょうも誰だれかが
過去かこを捨すてにくる
死しぬきになったら
生いきられるはず
悲かなしみの駅えきから
汽車きしゃを乗のり継つぎ
明日あすをさがして
女おんながひとり
さすらいの北きたの果はて
別わかれの旅路たびじ
汽車kisyaをwo降oりたらritara
赤akaいi灯hiひとつhitotsu
風kazeにこぼれるnikoboreru
ここはkokoha港町minatomachi
鞄kabanにあなたのnianatano
想omoいi出deつめてtsumete
待maつだけのくらしをtsudakenokurashiwo
捨suてにきましたtenikimashita
旅tabiのno途中tochuuでde
女onnaがひとりgahitori
辛口karakuchiのno酒sakeをのむwonomu
別wakaれのreno旅路tabiji
岬misakiはずれのhazureno
ちいさなchiisana宿yadoでde
ちがうchigau生iきki方kata
考kangaえていますeteimasu
木枯kogaらしまじりのrashimajirino
海鳴uminaりきけばrikikeba
さみしさのsamishisano深fukaさにsani
胸muneがga泣naきますkimasu
つらいtsurai苦kuruしいshii
あなたのことがanatanokotoga
好suきだからkidakara恋koiしくてshikute
なみだのnamidano旅路tabiji
夜明yoaけまじかのkemajikano
さいはてsaihate港minato
今日kyouもmo誰dareかがkaga
過去kakoをwo捨suてにくるtenikuru
死shiぬきになったらnukininattara
生iきられるはずkirareruhazu
悲kanaしみのshimino駅ekiからkara
汽車kisyaをwo乗noりri継tsuぎgi
明日asuをさがしてwosagashite
女onnaがひとりgahitori
さすらいのsasuraino北kitaのno果haてte
別wakaれのreno旅路tabiji