愛あいの切符きっぷを
捨すててしまって
女おんなひとりが
迷まよいます
やさしさに負まけそうな
頼たよりなさ
両りょうの手てに荷物にもつでは
重過おもすぎる 重過おもすぎる
どうして北きたへ
来きたのでしょう
心こころが冷ひえて
泣なきながら
風かぜが運はこぶ
遠とおい汽笛きてきに
はるか昔むかしを
想おもいます
しあわせに
つつまれていた頃ころを
こんな夜よる ひとりでは
凍こごえそう 凍こごえそう
どうして北きたへ
きたのでしょう
日ひぐれが早はやく
つらいのに
窓まどが鏡かがみに
すぐに変かわって
寒さむい泣なき顔がお
うつします
巡礼じゅんれいをするように
たずねても
あのひとに二度にどともう
逢あえないわ 逢あえないわ
どうして北きたへ
来きたのでしょう
やさしいひとが
声こえかける
愛aiのno切符kippuをwo
捨suててしまってteteshimatte
女onnaひとりがhitoriga
迷mayoいますimasu
やさしさにyasashisani負maけそうなkesouna
頼tayoりなさrinasa
両ryouのno手teにni荷物nimotsuではdeha
重過omosuぎるgiru 重過omosuぎるgiru
どうしてdoushite北kitaへhe
来kiたのでしょうtanodesyou
心kokoroがga冷hiえてete
泣naきながらkinagara
風kazeがga運hakoぶbu
遠tooいi汽笛kitekiにni
はるかharuka昔mukashiをwo
想omoいますimasu
しあわせにshiawaseni
つつまれていたtsutsumareteita頃koroをwo
こんなkonna夜yoru ひとりではhitorideha
凍kogoえそうesou 凍kogoえそうesou
どうしてdoushite北kitaへhe
きたのでしょうkitanodesyou
日hiぐれがgurega早hayaくku
つらいのにtsurainoni
窓madoがga鏡kagamiにni
すぐにsuguni変kaわってwatte
寒samuいi泣naきki顔gao
うつしますutsushimasu
巡礼junreiをするようにwosuruyouni
たずねてもtazunetemo
あのひとにanohitoni二度nidoともうtomou
逢aえないわenaiwa 逢aえないわenaiwa
どうしてdoushite北kitaへhe
来kiたのでしょうtanodesyou
やさしいひとがyasashiihitoga
声koeかけるkakeru