木きいちごの茂しげみに
恋心甘こいごころあまく実みのって
唇染くちびるそめながら
ただ愛あいだけ囀さえずった
どうかこの夏なつが光ひかりに満みち
終おわらぬように
暗くらい嵐あらしの日々ひびを
思おもい出ださぬように
永遠えいえんを叶かなえて
世界せかいをここに閉とじ込こめて
はかなさを知しらない
幼おさない瞳ひとみの中なかに
小ちいさな無花果いちじくと
少すこしだけ愛あいを下ください
蒼白あおじろい額ひたいに
消きえないキスを一ひとつだけ
どうか行ゆかないで夏なつの光ひかり
貴方あなたの頬ほほに憂うれいが
季節きせつを刻きざむ前まえに
凍こおり付ついてしまえば
凍いてつく森もりはまだ
夏なつの光ひかりを夢ゆめに見みる
眩まぶしい風かぜの中なか
二人ふたりは今いまも笑わらってる
木kiいちごのichigono茂shigeみにmini
恋心甘koigokoroamaくku実minoってtte
唇染kuchibirusoめながらmenagara
ただtada愛aiだけdake囀saezuったtta
どうかこのdoukakono夏natsuがga光hikariにni満miちchi
終oわらぬようにwaranuyouni
暗kuraいi嵐arashiのno日々hibiをwo
思omoいi出daさぬようにsanuyouni
永遠eienをwo叶kanaえてete
世界sekaiをここにwokokoni閉toじji込koめてmete
はかなさをhakanasawo知shiらないranai
幼osanaいi瞳hitomiのno中nakaにni
小chiiさなsana無花果ichijikuとto
少sukoしだけshidake愛aiをwo下kudaさいsai
蒼白aojiroいi額hitaiにni
消kiえないenaiキスkisuをwo一hitoつだけtsudake
どうかdouka行yuかないでkanaide夏natsuのno光hikari
貴方anataのno頬hohoにni憂ureいがiga
季節kisetsuをwo刻kizaむmu前maeにni
凍kooりri付tsuいてしまえばiteshimaeba
凍iてつくtetsuku森moriはまだhamada
夏natsuのno光hikariをwo夢yumeにni見miるru
眩mabuしいshii風kazeのno中naka
二人futariはha今imaもmo笑waraってるtteru