この腕うでを紫むらさきに染そめて 近ちかづいた貴方あなたの中なかへと
爛ただれていく心こころの隙間すきま でも嘘うそじゃない 「信しんじてよ」
望のぞみなら脚あしでも舐なめましょう 手てを取とり跪ひざまずきましょう
どんな言葉ことばも態度たいども お気きに召めすまま
憐あわれみ、惑まどう様ように差さし出だされた花弁かべん
どうして疑うたがいもせず
見知みしらぬ僕ぼくをただ優やさしく抱だき寄よせて
愛あいを語かたり泣なくのでしょうか
貴方あなたを好すきになればよかった? 誰だれに咎とがめられようとも
傍そばで息いきをする事ことだけで満足まんぞくなら それでもいい
傷きずになるなら “もっと深ふかくに刻きざませて”
その愛あいを憎にくしみに変かえて
色いろとりどりの欲望よくを纏まとい 隠かくれて貴方あなたを蝕むしばんだ
眺ながめていた景色けしきはやがて 滲にじみだして腐くさってゆく
クレマチスの芽めはよく育そだち その弦つるに自由じゆうを縛しばられて
貴方あなたに似合にあいの花はなを 咲さかせるでしょう
悲かなしみ、裏切うらぎりを責せめることさえ無なく
どうして何なにも言いわない?
見抜みぬいていたのなら 罵ののしり嘲あざけって
今いまを捨すてて 泣なけばいいのに
貴方あなたを嫌きらいになればよかった どんな酷ひどい仕打しうちさえも
良心りょうしんを痛いためずに済すんで いくらだって奪うばえたのに
見みせられるなら “もっと近ちかくで触ふれさせて”
その愛あいは本物ほんものに変かわる
貴方あなたを好すきになれてよかった 誰だれに咎とがめられようとも
せめてこの気持きもちのままで どこか遠とおく消きえ去さりたい
傷残きずのこすなら “もっと深ふかくに刻きざませて”
その愛あいを憶おぼえておくから
このkono腕udeをwo紫murasakiにni染soめてmete 近chikaづいたduita貴方anataのno中nakaへとheto
爛tadaれていくreteiku心kokoroのno隙間sukima でもdemo嘘usoじゃないjanai 「信shinじてよjiteyo」
望nozoみならminara脚ashiでもdemo舐naめましょうmemasyou 手teをwo取toりri跪hizamazuきましょうkimasyou
どんなdonna言葉kotobaもmo態度taidoもmo おo気kiにni召meすままsumama
憐awaれみremi、惑madoうu様youにni差saしshi出daされたsareta花弁kaben
どうしてdoushite疑utagaいもせずimosezu
見知mishiらぬranu僕bokuをただwotada優yasaしくshiku抱daきki寄yoせてsete
愛aiをwo語kataりri泣naくのでしょうかkunodesyouka
貴方anataをwo好suきになればよかったkininarebayokatta? 誰dareにni咎togaめられようともmerareyoutomo
傍sobaでde息ikiをするwosuru事kotoだけでdakede満足manzokuならnara それでもいいsoredemoii
傷kizuになるならninarunara “もっとmotto深fukaくにkuni刻kizaませてmasete”
そのsono愛aiをwo憎nikuしみにshimini変kaえてete
色iroとりどりのtoridorino欲望yokuをwo纏matoいi 隠kakuれてrete貴方anataをwo蝕mushibaんだnda
眺nagaめていたmeteita景色keshikiはやがてhayagate 滲nijiみだしてmidashite腐kusaってゆくtteyuku
クレマチスkuremachisuのno芽meはよくhayoku育sodaちchi そのsono弦tsuruにni自由jiyuuをwo縛shibaられてrarete
貴方anataにni似合niaいのino花hanaをwo 咲saかせるでしょうkaserudesyou
悲kanaしみshimi、裏切uragiりをriwo責seめることさえmerukotosae無naくku
どうしてdoushite何naniもmo言iわないwanai?
見抜minuいていたのならiteitanonara 罵nonoshiりri嘲azakeってtte
今imaをwo捨suててtete 泣naけばいいのにkebaiinoni
貴方anataをwo嫌kiraいになればよかったininarebayokatta どんなdonna酷hidoいi仕打shiuちさえもchisaemo
良心ryoushinをwo痛itaめずにmezuni済suんでnde いくらだってikuradatte奪ubaえたのにetanoni
見miせられるならserarerunara “もっとmotto近chikaくでkude触fuれさせてresasete”
そのsono愛aiはha本物honmonoにni変kaわるwaru
貴方anataをwo好suきになれてよかったkininareteyokatta 誰dareにni咎togaめられようともmerareyoutomo
せめてこのsemetekono気持kimoちのままでchinomamade どこかdokoka遠tooくku消kiえe去saりたいritai
傷残kizunokoすならsunara “もっとmotto深fukaくにkuni刻kizaませてmasete”
そのsono愛aiをwo憶oboえておくからeteokukara