黒くろい煙吐けむりはく鼓動こどうと
ボンヤリ消きえてく光ひかり
伝つたえきれない想おもいで
息いきもできない
冷さめた目めですれ違ちがってく
人ひとの群むれ何望なにのぞんで
何処どこに向むかってゆくのか
追おい詰つめるよに瞬まばたきもせず
選えらぶ事ことさえ許ゆるされぬように
夢ゆめも見みず生いき
何なにも聞きこえず
喜よろこびさえも
感かんじずにいた
私達わたしたちは
いくつもの窓まどの灯あかりが
一ひとつずつ消きえてゆくよに
閉とざされた壁かべの中なかでは
残のこされた命いのち
見みつからないまま時間じかんの
錆さびた鎖くさりで繋つながれた
心こころをじっと見みつめて
巡めぐらせた思おもい見落みおとさぬ様ように
書かき映うつしてく今見いまみたまま
真実しんじつさえも
見失みうしなうなら
このままずっと
魂捧たましいささげ
祈いのる様ように
この世よに生いきて
どんな風ふうにして
私わたしであるか
見みつけられたら
生うまれ変かわる
黒kuroいi煙吐kemurihaくku鼓動kodouとto
ボンヤリbonyari消kiえてくeteku光hikari
伝tsutaえきれないekirenai想omoいでide
息ikiもできないmodekinai
冷saめたmeta目meですれdesure違chigaってくtteku
人hitoのno群muれre何望naninozoんでnde
何処dokoにni向muかってゆくのかkatteyukunoka
追oいi詰tsuめるよにmeruyoni瞬mabataきもせずkimosezu
選eraぶbu事kotoさえsae許yuruされぬようにsarenuyouni
夢yumeもmo見miずzu生iきki
何naniもmo聞kiこえずkoezu
喜yorokoびさえもbisaemo
感kanじずにいたjizuniita
私達watashitachiはha
いくつものikutsumono窓madoのno灯akaりがriga
一hitoつずつtsuzutsu消kiえてゆくよにeteyukuyoni
閉toざされたzasareta壁kabeのno中nakaではdeha
残nokoされたsareta命inochi
見miつからないままtsukaranaimama時間jikanのno
錆saびたbita鎖kusariでde繋tsunaがれたgareta
心kokoroをじっとwojitto見miつめてtsumete
巡meguらせたraseta思omoいi見落mioとさぬtosanu様youにni
書kaきki映utsuしてくshiteku今見imamiたままtamama
真実shinjitsuさえもsaemo
見失miushinaうならunara
このままずっとkonomamazutto
魂捧tamashiisasaげge
祈inoるru様youにni
このkono世yoにni生iきてkite
どんなdonna風fuuにしてnishite
私watashiであるかdearuka
見miつけられたらtsukeraretara
生uまれmare変kaわるwaru